FIM世界耐久選手権を主催する Discovery Sports Events(DSE)は、モーターサイクルレースの世界的な統括団体から Honourable Mention(特別賞)を授与された。

2022年12月2日未明にイタリアのリミニで開催されたFIM年次総会で、DSEのEWCサスティナブルプログラムが特別に取り上げらた。

国連気候変動対策スポーツグループに加盟しているDSEは、2030年までに大会全体の温室効果ガスの排出量を50%まで削減し、2040年までに実質ゼロを達成することを目標に掲げている。

また、DSEは、年間の二酸化炭素排出量と排出量削減の進捗を測定・開示、そして、将来的に排出量削減目標を達成するための計画を提出することを約束している。

さらに、DSEは、すべてのステークホルダーとの関係を強化しながら、地域環境などへの影響を最小限に抑え、サスティナブルを念頭に運営されていることを保証するため、すべてのFIM世界耐久選手権(EWC)イベントでのISO20121認証の取得を目指している。また、DSEは、社会的・環境的パフォーマンス、透明性、説明責任において高い基準を満たす組織であることを証明するBコープ認証の取得も目指しているという。

DSEは、可能な限り温室効果ガスの排出量を削減するため、EWCのイベント会場では、サポートチームの人数を制限し、一部の機能を遠隔操作で行うなど、新たにサスティナブル・トラベル・ポリシーを策定している。

地元サプライヤーと協力により、可能な限り化石燃料の使用を減らし、イベントでの廃棄物ゼロを目指し、可能な限りサスティナブル/リサイクル可能な材料を使用するよう努力する。

EWCは、選手、地元主催者、サプライヤー、ステークホルダー、ファンと協力し、サステナビリティの目標を達成し、持続可能な未来へのスムーズな移行を実現したいと考えている。

FIMのホルヘ・ビエガス会長と、DSEのEWCシニアマネジメントチームの一員であるジャン・バティスト・レイ氏の写真(左)。ジャン・バティスト・レイ氏は、今回の受賞を「特別な栄誉」とし、DSEの主要なサスティナブル活動への支援に対するすべての個人・団体に感謝の意を表した。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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