緊急代役招集を受けたドミニク・ビンコン選手は、通常通り、フルで仕事をこなした後、週末にホッケンハイムで開催されたドイツ国際モーターサイクル選手権(IDM)の最終戦で見事表彰台を獲得する活躍を見せ、FIM世界耐久選手権の実力の高さを見せつけた。

Team LRP Poland EWCのライダーであるドミニク・ビンコン選手は、German Endurance Racing Team (GERT56)のステファン・ケルシュバウマー選手の後任として今回のレースに採用された。

ドミニク・ビンコン選手は、金曜日を通常通りの勤務時間をリモートワークで過ごした後、週末には気持ちをレースモードに切り替えた。

ドミニク・ビンコン選手は、同じEWCレーサーのフロリアン・アルト選手とマーカス・ライターバーガー選手に続く3位というGERT56チームの予選最高成績を収めただけでなく、最初のレースでBMW M1000RRのシートに座り、2位を獲得した。

第2レースでは、3列目からスタートしたドミニク・ビンコン選手だったが、6位でフィニッシュした。

「僕は金曜日に1回だけフリー走行セッションを行っただけで、実質的にはそのまま土曜日の予選に臨んだ形となったんだ。」とドミニク・ビンコン選手は説明した。GERT56のBMW M1000RRとSPVサスペンションがとても良い感じだったから、3番手からスタートすることができたよ。第1レースでは、うまく2位に上がれて、その後はずっと誰からもアタックされることなく、レースを終えることができた。難しいコンディションだったけど、フィーリングはとても良くて、良いペースを維持することができたけど、まさか表彰台に上がれるとは思ってもいなかったよ。」

「第2レースでは、3列目からのスタートで難しい状況だったけど、あきらめずに上位を狙っていったんだ。6位だったけど、僕たちにとっては悪くはない結果だったと思うよ。今回こんな機会をくれたGERT56チーム全員に感謝するよ。」

ドミニク・ビンコン選手は、今回獲得した表彰台という結果をホッケンハイム大会の練習走行中の事故で命を落としたレオン・ラングシュテートラー選手に捧げた。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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