チャズ・デイビス選手は、ボルドール24時間レースの終盤で起きたERC Endurance-Ducatiの悲運で、その時感じた絶望感について語っている。
ドイツチームのERC Endurance-Ducatiは、今月初旬にポール・リカール・サーキットで開催されたFIM世界耐久選手権2022年シーズン最終戦で初優勝を目指した。しかしレース終盤、ドゥカティマシン #6にメカニカルトラブルが発生し、トップから5位へと順位を落としてしまった。
デビッド・チェカ選手とシャビ・フォレス選手にとっては、背中を痛めて途中離脱したチャズ選手の分まで超人的な走りを見せていただけに、レース終盤のこの結果は受け入れがたいものとなった。
「耐久レースは、これ以上ないほど残酷なものだ。」とイギリス人ライダーのチャズ選手はレース後、フェイスブックにこう書き込んだ。僕がレースというものを始めてから、少しの時間がたったが、今日は今まで僕が経験したレースの中で最もきつい一日となった。今回のボルドール24時間レースで、僕たちは何度もスティントを重ね、レースの大部分でリードしてきたんだ。僕は背中を痛めてしまって、途中から離脱してしまったけど、チームメイト達はゴールに向かって走り続けてくれた。だけど、レース終了の90分前にテクニカルトラブルが発生して、僕たちの夢はそこで潰えてしまった。悔しいという言葉では足りないくらいショックだった。ERCチームにはもっともっと大きな価値があるし、その実力もあることを知っているから。でも、それが続いている間は楽しかったよ。
情報提供元 [ FIM EWC ]
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