先月行われたFIM世界耐久選手権2022年シーズン第3戦、"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会の練習走行中に重傷を負ったジノ・レイ選手の家族が、現在リハビリ中のジノ選手資金援助の募集を開始した。

ジノ選手の家族による投稿には、次のように書かれている。「ジノは、鈴鹿で行われたレースで転倒し、クラッシュバリアに衝突し、人生を変えるような大怪我を負いました。」

「ジノは転倒直後、気絶し、昏睡状態に陥ったため、すぐに救急ヘリで三重県立総合医療センターに搬送されましたが、担当医師から家族に、ジノの命に危険があることが告げられました。三重県立総合医療センターの医療チームは、ジノの脳にひどい腫れと出血があることを突き留め、これ以上の脳の腫れを防ぎ、上昇する体温を抑えるめに、この昏睡状態を維持することが最善と判断しました。それからの48時間は、ジノにとって生死を分ける重大な時間となりました。」

「時間が経つにつれて、家族や友人たちはジノの容態がどうなるのかどんどん不安を募らせていきました。医師からは、外傷性脳損傷を起こしているとの診断と、さらに、C2、C7、左鎖骨、肋骨、肺の挫傷を負っていました。」

「ジノは合計7日間にも及ぶ時間、昏睡状態に陥いっていましたが、素晴らしい医療チームと、ジノのために日本まで駆けつけてた最愛の家族が見守る中、ジノはようやく回復の兆しを見せ始め、ゆっくりと目を開けて私たちの声にこたえてくれた時は、皆にとって感動的な瞬間でした。」

「ジノは、もともと精神的にも肉体的にも強い人でした。医療スタッフ達は、『短期間で回復したことにただただ驚いている。長年のハードなトレーニングとすばらしい体力のおかげだ。』と語ってくれました。」

「ジノは、事故の結果、びまん性軸索損傷と診断されました。これは、身体的、認知的、感情的な機能に影響を与える複雑な脳損傷で、この種の損傷からどの程度変化するか、あるいはどのように回復するかは、人によって異なるようです。
それゆえ、ジノが適切なリハビリを受けることが、私たちにとって非常に重要なこととなります。」

「ジノが回復するまでには、数ヶ月、あるいは数年かかるかもしれません。ジノが完全に回復する可能性を最大限に期待するために、この集中的かつ一貫したリハビリテーションが当分の間必要となるでしょう。」

「記憶は私たちを形成し、私たち自身を作るものであります。残念ながら、ジノの短期的な記憶と長期的な記憶は大きく損なわれている可能性があるため、これを再び取り戻すためには専門的な治療が必要となります。」

「私たちは、彼が3歳のときに初めてバイクに乗り始めたことなど、人生の重要な節目を思い出す手助けをしてくれる神経心理学者がいることを期待します。モトクロスを始めたばかりの頃やスパ24時間EWCレースで表彰台に上ったこと、いつもスリリングな方法で観客を楽しませてくれたことを思い出せるようになる必要があります。そして何より、ジノが家族や友人と過ごした素晴らしい時間を思い出してほしいと思っています。」

「みんなが知っているように、ジノはいつも人生を精一杯生き、新しい挑戦を行ってきました。2009年にヨーロッパスーパーストック600選手権で優勝したように、彼は世界でレースをして過ごすことが何より好きなのです。昨年は雨の中、ドニントンで開催されたイギリススーパーバイクレースで、2レースを1位でフィニッシュし、その実力を見せつけました。彼は、家族、友人、そして世界中のファンのサポートなしには、このような結果を残すことはできなかったであろう。しかし今、彼は人生最大の挑戦を始めるにあたり、これまで以上に私たちのサポートを必要としています。」

「ジノが完全回復するためには、私たちは資金を集め、リハビリを継続する必要があります。ジノがベストな結果を出すためには、皆様の協力が必要なのです。」

「どんな些細なことでも、ご寄付をいただければ幸いです。ぜひ、ご寄付のご協力をお願いいたします。」

詳細とご寄付は、こちらのリンクから

https://www.gofundme.com/f/gino-rea-rehabilitation?utm_campaign=p_cf+share-flow-1&utm_medium=email&utm_source=customer

#KeepFightingGino

情報提供元 [ FIM EWC ]

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