先のFIM世界耐久選手権レースで表彰台を獲得したレオン・ハスラム選手は、自身初の24時間レースとなるボルドール24時間レース第100回記念大会（9月15-18日開催）に出場する予定だ。
レオン選手は、アレックス・ロウズ選手、ジョナサン・レイ選手とともに、先月開催された"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会にKawasaki Racing Teamから参戦し、見事準優勝に輝いている。しかし、ポール・リカール・サーキットで開催されるFIM世界耐久選手権レースには、カワサキマシンに搭乗することに変わりはないが、負傷しているジノ・レイ選手の代役としてF.C.C. TSR Honda Franceに移籍するアラン・テッカー選手に代わって、フランスのプライベートチーム、TATI Team Beringer Racingからの参戦となる。
GPレースやスーパーバイク世界選手権で実績を積んできたイギリス人ライダーのレオン選手ではあるが、次戦はボルドール24時間レースへのデビュー戦となるため、負傷のため6月のスパ24時間EWCレース欠場から復帰するベルギー人のバスティアン・マッケルズ選手と、ボルドールで4勝を挙げているグレゴリー・ルブラン選手の2人の強力なサポートが必要となるだろう。
鈴鹿8耐を3度制し、イギリススーパーバイク選手権でも上位に食い込んでいるレオン選手は、「このコースは初めてだし、24時間レースに参戦するのも初めてなんだ。」と語る。「レース直前での招集だったけど、新しいサーキットを学ぶことはいいことだと思っているし、EWCはどのマシンやタイヤがうまく機能しているということをチェックするには、おそらく最もオープンなチャンピオンシップなんではないかな。期間は短かったけど、良いステップを踏むことができたと思うよ。
彼のチームメイトは24時間耐久レースを熟知しているが、24時間レースに関して言えば、レオン選手はルーキーである。「こういうチャレンジはワクワクするよね。と彼は語る。24時間レースの経験者はみんな、夜中の2時か3時くらいに後悔するよと言っているんだけど、僕はずっとやりたかったんだよ。父（ロン・ハスラム）は数年前にルマンで準優勝したことがあるんだよ。それに新しいことに挑戦するのはいいことだと思うだよね。
ボルドール24時間レースの目標について、先週2日間のボルドール事前テストに参加したレオン選手は、次のように語ってくれた。「やっぱり、ファクトリーチームが一歩リードしているよね。TATI Team Beringer Racingはプライベートチームだけど、プライベートチームとしてはトップチームだからね。少しでも上に行けたらいいよね。24時間レースだから何が起こるかわからないよ。スパでは数チームがクラッシュした時、すでに表彰台チームが決定していたからね。まずはテストしてみて、現状を把握することにするよ。」
TATI Team Beringer Racingは、6月のスパ24時間EWCレースで、グレゴリー・ルブラン選手がロイック・アーベル選手とアラン・テッカー選手と共にカワサキ ZX-10RR #4を駆り、2位を獲得した。
情報提供元 [ FIM EWC ]
