FIM世界耐久選手権で表彰台を獲得した渡辺一樹選手は、ジョアン・ミル選手の代役として来月開催されるMotoGPに招集され、シーズン終盤戦となるサンマリノ&リビエラ・デ・リミニGPに出場するチャンスを得た。
スペイン人ライダーのジョアン選手は、8月21日にレッドブル・リンクで行われたオーストリアGPで転倒し、右足首を負傷。15日間の安静を命じられ、9月4日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われるレースに出場することができなくなった。
そのため、Team Suzuki Ecstarは、"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会でグレッグ・ブラック選手と組んでYoshimura SERT Motulから参戦し、3位を獲得した渡辺選手を、ジョアン選手の後任として起用することにした。
「まず最初に、ジョアンが怪我から一刻も早く治ることを祈りたいと思う。彼は素晴らしいライダーだからね。早く復帰してほしいね。」と渡辺選手(31)は語った。「ミサノでのジョアンの代役の話を聞いた時は、本当にうれしかったよ。あのコースをMotoGPマシンで走れたら、きっと素晴らしいものになると思うよ。こんなチャンスをくれたチームにしっかり恩返しができるよう、ベストを尽くすよ。」
リビオ・スッポチーム監督も我々にこう語ってくれた。「渡辺一樹選手をチームに迎えることができて、嬉しく思っているよ。彼はスズキでの経験が豊富だからね。全日本シリーズでも好調なシーズンを送っているし、つい数週間前の鈴鹿8耐でも3位を獲得しているからね。GSX-RRはこれまでとはまったく違うチャレンジになると思うけど、渡辺がこの経験を最大限に活かせるよう、ベストを尽くすよ。」
情報提供元 [ FIM EWC ]
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