FIM世界耐久選手権第3戦の予選は、天候に翻弄され、ブルーライダーには不運が重なったが、レッドライダーには紅一点となった。
予選1回目がブルーライダーにとってベストコンディションだったように、予選2回目も同じような展開となった。しかし、路面には、まだ水が残っており、空気中の湿度も高いため、予選1回目のような最速タイムは望めない状況だ。
先のセッションで2分04秒台に突入したTeam HRCの長島哲太選手が、ブリヂストンタイヤを装着したCBR1000RR-RSP #33で2分06秒675をマークし、再びトップにたった。
続いて、ダンロップタイヤを装着するBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMのM1000RR #37を駆るマーカス・ライターバーガー選手が2分07秒143をマークし、3番手には同じくEWCチームのブリヂストンタイヤを装着するYART Yamaha Official Team EWC YZF-M1を駆るマービン・フリッツ選手が獲得した。
ここでもYoshimura SERT Motul Suzuki GSX-R1000R #1を駆るシルバン・ギュントーリ選手の姿はなかった。
イエローライダーのセッション時、T12-14あたりから雨脚が強くなり、前半は何とかコースインすることができたが、後半では雨脚が強くなり、タイムアタックができず、ピットで待機することになった。
このセッションでは、ブリヂストンタイヤを装着したFCC TSR Honda FranceのCBR1000RR-R Fireblade #5に搭乗するジノ・レイ選手が、2分07秒326のトップタイムを記録したが、このタイムは先の公式予選1回目のイエロー最速タイムより約1.5秒遅いタイムであった。SERTのイエローライダーであるグレッグ・ブラック選手は、4番手となった。
Q1で雨に見舞われたレッドライダーにとって、Q2はまたしても完璧とは言い難いものとなった。少なくともセッション開始時には、ピットレーンには穏やかな降雨が漂っており、その勢いはほぼ同時に増し、3人組の最も不運なライダーたちに新たな赤い悪夢を提供した。
公式予選1回目でも雨に見舞われたレッドライダーにとって、この公式予選2回目も完璧とは言い難いコンディションとなった。少なくともセッション開始時には、ピットレーンには穏やかな降雨が漂っており、セッション開始時には雨は強まり、まさにライダートリオの中で最も不運なレッドライダー達に新たな赤い悪夢をもたらすこととなった。
現在、サーキット左側は暗い空、右側は青い空という状況で、次の「夜間」フリー走行のコンディションは誰にも予想がつかない。ナイトプラクティスセッションは日本時間18:30に開始される。
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情報提供元 [ FIM EWC ]