Yoshimura SERT Motul Teamのライダー、グレッグ・ブラック選手は、マネージャー用のスーツとブリーフケースを持って鈴鹿にやってきたが、チームメイトのザビエル・シメオン選手のコロナ陽性反応によるレース棄権に伴い、再びライダーとしてFIM世界耐久選手権第3戦に参加することとなった。
“コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレースでは、グレッグ選手が再びスズキGSX-R1000Rのハンドルを握り、彼の代役として出場する予定であった日本人ライダーの渡辺一樹選手、テスト中に手を負傷したが決勝には出場するフランス人のシルヴァン・ギュントーリとともにレースに臨む予定だ。
「そう、ちょっと予定が変わったんだ。コロナのことだからね。今は大変な状況なんだ。それに伴っていろいろ変化するからね。」とグレッグ選手は説明した。
「だから、そもそもキャプテンでライダーみたいになるはずだったんだ。もちろん、僕にとってもちょっと特別なことなんだけどね。」
「ここ日本で一樹が乗るっていう状況も理解できたし、彼が速いことも知っている。それから僕もテストに乗ったんだけど、僕も速く走ることができたんだ。だから、ザビエルがPCRテストで陽性反応が出た時、僕がマシンに乗るのはそう難しい判断ではなかったんだ。」
タイトル争いをリードするマシンを手に入れたグレッグ選手は、この先の週末に自信をのぞかせている。
「本当に競争力のあるマシンでここに来るのは初めてなんだ。Yoshimura のセッティングもすごいんだ。それにブリヂストンタイヤは、ここでもとてもいいね。それは前からわかっていたことだけどね。だから、本当にポテンシャルのあるマシンに乗れるということは、とてもうれしいことなんだよ。
だから、このセットで、上位陣と競い合えるんだよ。」
情報提供元 [ FIM EWC ]
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