今週末のレースでは、見慣れた顔がEVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasaki #2に戻って来た。フランス人ライダーのエルワン・ニゴン選手は、日本人ライダーの大久保光選手、佐野優人選手とトリオを組み、FIM世界耐久選手権2022年シーズン第3戦、 “コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会に参戦する。
2度のFIM世界耐久選手権チャンピオンに輝いたエルワン選手(38)は、現在、EWCでダンロップタイヤを装着するViltaïs Racing Igol の#333 ヤマハ YZF-R1に乗って戦っていたが、今週末はブリヂストンタイヤを装着するカワサキに乗り換え、タイヤとバイクの両メーカーを変更するというチャレンジを行うことになる。
「僕にとって、Trickstarは家族のようなものなのだからね。参加できてとてもうれしいよ。僕たちは以前、3年間も一緒に戦っていたんだ。だから、僕にとってはまったくの新しい冒険ではなんだよ。でも、マシンとチームを同時に変えるという新しいチャレンジではあるけどね。」
「確かに、新しい環境に対応する必要があるけど、大丈夫。この新しいチャレンジに、僕はハッピーだし、モチベーションも高く維持できているんだ。」
在籍しているチームが来日しなかったため、エルワン選手の準備期間はそれほど長くはなかった。
「準備期間は3週間前から。3週間前に参加するかって聞かれて、僕はOKって答えたんだよ。とても楽しみだよ。」
「日本へ乗り込んだら、後は自分の仕事をするだけ。つまり、バイクに乗って走って結果を出すだけなんだ。」
「エンジンのフィロソフィーがまったく違うのからね。初日はちょっと大変だったんだ。でも、何周かしたら、まあ、1日くらいは、時差ボケもあったし、天候も対応するのに難しかったかな。でも、まぁ、昨日までには速く走ることができたよ。チームメイト達と同レベルに走れるようにはなったからね。とてもうれしいよ。」
エルワン選手の抱負は?
「トップ10、トップ10は可能だと思うんだ。5位から10位というところかな。それがチームの目標でもあるんだよ。そこを目指して決勝は頑張るよ。」
情報提供元 [ FIM EWC ]