現在、FIM世界耐久選手権のトップを走るYoshimura Suzuki Endurance Racing Team Motulは、FIM世界耐久選手権2022年シーズン第3戦、”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会の初日のテスト走行で表彰台を期待させる走りを見せた。

ルマン24時間レース(フランス)での優勝とスパ24時間EWCレース(ベルギー)での4位により、Yoshimura SERT Motulチームは、暫定世界選手権ランキングで15ポイントリードして首位に立っている。

この日本大会は、2022年シーズンの折り返し地点に当たるレースで、
ヨシムラとスズキのホームラウンドでもあり、それぞれの力を存分に発揮することが期待されている。

この特別なレースで、Yoshimura SERT Motulは、鈴鹿8耐を得意とする日本人ライダー、渡辺一樹選手の経験に頼ることにした。

ベルギー人ライダーのザビエル・シメオン選手が検査で陽性反応が出たため、渡辺選手は、シルバン・ギュントーリ選手とグレッグ・ブラック選手の2人のフランス人ライダーとともに参戦する。

このスズキのライダートリオは、各国のライダーが激しくタイムを競い合う中、フリー走行で常にタイムシートの上位5位以内に入るなど、高い競争力を発揮していた。

練習走行では2分07秒624を記録し、3番手となるタイムを獲得した。

ダミアン・ソルニエ監督は、「我々の鈴鹿での目標は2つ。」と我々に語ってくれた。

「もちろん、手の届くところに良い順位があるのなら、それを取りに行く。だけど、我々は世界タイトルのために戦っているのだから、最終戦のボルドールまでにポイントを獲得しつづけなければならないんだ。」

「我々は集中しているし、自信を持ち続けているんだ。テストでは、自分たちの方向性を見出すのに少し時間が必要だったし、最初の結果には誰もが完全に満足していたわけではなかったんだ。だけど、チームは素晴らしい仕事をしてくれて、良いタイムで終えることができた。」

情報提供元 [ FIM EWC ]

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