鈴鹿8耐で2連覇を狙うカワサキには、2つの有力なチームが存在する。
ランディ・ド・プニエ選手、フロリアン・マリノ選手、エティエンヌ・マッソン選手らを率いるフランスのWebike SRC Kawasakiに加え、FIMスーパーバイク世界選手権のジョナサン・レイ選手、アレックス・ロウズ選手、そして、英国選手権に参戦するレオン・ハスラム選手らが所属するKawasaki Racing Team Suzuka 8Hと2つの豪華なカワサキファクトリーチームが参戦します。
このイギリス人のライダートリオは、2019年、新型コロナウィルス感染症規制により開催を休止して以来久しぶりにレーススケジュールに復活したFIM世界耐久選手権日本ラウンドで、既に輝かしい成績を収めている。
ジョナサン選手(35)とレオン選手(39)は、2019年の鈴鹿8耐で優勝したチームの一員であり、アレックス選手(31)は、3年前に準優勝に、また、過去に3回もの優勝の経験を持っている。レオン選手も同様、鈴鹿8耐を3度制覇しており、ジョナサン選手は、2勝を挙げている。
「日本に戻れることがとても楽しみなんだ。」とジョナサン選手は語った。「鈴鹿に行く目的は、優勝することだよ。前にも優勝の経験はあるし、今シーズンは、アレックスとレオンがチームにいるからね。僕らはNinja ZX-10RRでの経験も豊富なんだ。速いライダーと経験豊富なチーム体制で、たくさんのテストを行って、真剣にレースに挑むつもりだよ。最低でも表彰台。でも、耐久レースではすべてがうまくいくこともあれば、失敗することもあるからね。冷静に、焦らずに行くよ。」
アレックス選手はこう語った。「鈴鹿は特別なレース。今年初めてのカワサキグリーンを装っての日本でのレースなんだ。このカラーを纏って、ジョナサンやレオンとチームメイトになれることを誇りに思っているんだ。日本のファンの前でレースができることをうれしく思いまうよ。」
そして、レオン選手は次のように語った。「前回のレースではジョナサンと僕が勝ったからね。すごくいい思い出なんだ。すでにKRTのスタッフとともに、日本で多くの仕事をこなしてきた。もちろん、タイムでも十分戦えることが分かっったからね。僕にとって、それはすごく意味のあることなんだよ。他の選手権では、いくつかの問題があって大変な一年だったんだ。だからここで、誰にも負けない速さを持っているということを確信できたし、それは僕にとって大きな収穫なんだよ。」
情報提供元 [ FIM EWC ]