Yamalube YART Yamaha Official EWC Teamは、来月開催されるFIM世界耐久選手権2022年シーズン第3戦、"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会に向けたテストを行い、スパ24時間EWCレースの悔しさを糧に、素晴らしいパフォーマンスを披露した。

オーストリアを拠点とするこのチームは、今月初めに鈴鹿で行われた2日間のテストを終え、総合で2番目の記録となる2分06秒662を記録し、EWCにレギュラー参戦するチームの中でトップタイムを記録した。

イタリア人ライダーのニコロ・カネパ選手、チェコ人ライダーのカレル・ハニカ選手とともにYARTのライダーラインナップの一人であるドイツ人ライダーのマービン・フリッツ選手は、初日の午前中が雨だったため好記録を逃したが、2日目の最終セッションでは、その役目通り、チームのベストタイムを記録した。

5.821kmの鈴鹿サーキットでラップレコードを更新したマービン選手は、「素晴らしいテストができたよ。」と語った。「スタートした直後から速かったんだ。第1セッションはウェットコンディションだったけど、第2セッションはドライだったからね。3周目にはすでに2分08秒台に入れることができていたんだよ。最初からいいペースで走れていたことは分かってたんだ。マシンはまだ完ぺきではないけど、ベースとなるセッティングは見つけているし、ラップタイムがそれを示しているよね。」

「レースウイーク中はアンドリュー・ピット・クルーチーフも一緒だから、もっと速く走れるようになるはずだよ。長距離テストでは全員が同じような速いペースで走ることができたんだ。今年すでにこのサーキットでテストを行っている多くのファクトリーチームと違って、僕たちは2019年以来初めてだったから、他のファクトリーチームを抑えて、総合2位を獲得できたことには満足しているんだ。良いテストになったことは嬉しいし、今からレースが待ち遠しくてしょうがないよ。」

EWC開幕戦から2大会でポールポジションタイムを記録しているカレル選手は、こう付け加えた。「4年ぶりに鈴鹿で走ることができてうれしいよ。このサーキットでヤマハR1に乗るのは初めてだったから、コースをもう一度勉強し直さなければならなかったし、チームメイトとの協力も重要だったんだ。それと、レースや予選のそれぞれの場面で、ベストなタイヤを探し出すことに集中したんだ。これはうまくいったよ。いくつか良い解決策を見つけることができたんだ。」

「電子制御システムについてはまだ課題があるんだけど、サスペンションは素晴らしかったよ。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、セッションごとにマシン性能が上がっていったんだ。他のファクトリーチームと戦う準備はできているからね。全力でいくよ。」

YARTは、6月初旬に行われたスパ24時間EWCレースで、最終日の朝にエンジントラブルが発生するまで、トップを走っていた。"コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会は、8月4日から7日まで開催される。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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