FIM世界耐久選手権を主催するDiscovery Sports Eventsは、スズキ株式会社のEWC参戦を高く評価し、今後も同シリーズに参戦するスズキユーザーチームを引き続きサポートしていくことを決定した。
スズキ株式会社は、今週初めに発表したプレスリリースで、2022年シーズンの「残りのレースで勝つために最大限の努力を続ける」と同時に、「世界の代理店網を通じてお客様のレース活動をサポートする」ことを明らかにした。
また、スズキは、EWCへファクトリー体制としての参戦を継続しないことを決定した理由として、「サスティナブルのための他の取り組みにリソースを再充当する必要がある」ことを確認した。
EWCのプロモーターであるDiscovery Sports Eventsのフランソワ・リベイロ代表は、次のように述べている。「スズキ株式会社は、EWCの長期的かつ熱心なサポーターであり、世界中のお客様に技術的なノウハウや品質をアピールするために選手権に参加してきている。ファクトリーによるチームの参加やサポートは歓迎すべきことではあるが、EWCが40年以上にわたって繁栄してきたのは、プライベートチームの地道で継続的な努力に負うところが大きい。彼らの継続的なサポートと投資は、選手権の成功とこの長きに続いた歴史の大きな要素であり、だからこそ、我々はすでに2023年のEWCを大きな期待と興奮をもって見据えているのだ。」
スズキの支援を受け、ヨシムラとSuzuki Endurance Racing Team(SERT)の合同チームであるフランスのYoshimura SERT Motulは、2021年のFIM世界耐久選手権のタイトルを獲得し、4月のルマン24時間レースでの優勝と先月のスパ24時間EWCレースでの4位を経て、来月の "コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会に向けても、現在のランキングトップに鎮座している。また、Discovery Sports Events(旧Eurosport Events)がEWCプロモーターとして在任中、Suzuki Endurance Racing Teamは2019-20シーズン末に、また2015年と2016年に世界タイトルを獲得している。
情報提供元 [ FIM EWC ]