EWCタイトルを獲得したMoto Ainは、今月初旬に開催されたスパ24時間EWCレースで7位に入り、4月に開催された開幕戦、ルマン24時間レースにおいて、伝統のルマン式スタート直後にブラッドリー・スミス選手がクラッシュにより負傷した苦い記憶を払拭し、その潜在力を遺憾なく発揮した。

ヤマハマシンを駆るクラウディオ・コルティ選手、コランタン・ペロラリ選手、新加入のアイザック・ビニャーレス選手のライダートリオは、序盤のテクニカルトラブルで予定外の3回のピットストップを余儀なくされたが、35位から追い上げ、FIM世界耐久選手権2022年シーズンでの初ポイントを獲得した。

Moto Ainのピエール・シャピュイ監督は、次のように語った。「結果には満足しているけど、少し悔しい気持ちもあるんだ。レースはスタートから波乱が起きたけどが、コランタン、クラウディオ、アイザックがペースを上げていってくれたんだ。彼らのラップタイムは、ファクトリーライダーと比べると1~2秒差あったけど、他のチームライダーよりはコンマ数秒から数秒速かったから、すぐにトップ20、トップ15、トップ10へと順位を上げることができたんだ。」

「表彰台を狙えるだけのペースがあったからね。それを忘れないようにしないとね。我々には、もっと上を目指せるポテンシャルがあるんだよ。もっと上を目指せるんだ。それと、チーム全体の姿勢や、とくにクラウディオとアイザックの耐久レースへの素早い適応力にも感謝しているんだ。コランタンはすでに少し耐久レースを経験していたけど、クラウディオとアイザックにとって、この24時間ノンストップのレースは初めて参加だったからね。速く走らなければいけないんだけど、何よりも大事なのは最後まで乗り続けることなんだ。二人はそれをすぐに理解してくれたんだ。」

情報提供元 [ FIM EWC ]

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