ERC Endurance-Ducatiのライダー達が、テクニカルトラブルにより完走できなかったFIM世界耐久選手権2022年シーズン第2戦のスパ24時間EWCレースを悔しい思いで振り返った。
デビッド・チェカ選手、シャビ・フォレス選手、新加入のチャズ・デイビス選手は、スパ・フランコルシャン・サーキット(6.985km)を280周したが、ドゥカティ パニガーレV4 Rの燃料ポンプシステムに問題が発生し、レース中に2度交換したが効果を得られず、スタートから11時間45分後、リタイアを余儀なくされた。
「もちろん、狙っていた結果には程遠いけど、これも耐久レースなんだよ。何が起こるかわからないんだ。」とシャビ選手は語った。「僕たちはいくつかの問題を抱えていたことは確かで、それがレースで発生してしまったんだ。ペースは良かったし、もっとやれたはずだったんだけど、受け入れるしかないね。この教訓を生かして、鈴鹿に向かうよ。」
同じくスペイン人ライダーのデビッド選手はこう語った。「今回のレースでは、さらに高い耐久性が必要だったことがよくわかったよ。ほとんどすべてのチームがそれなりの問題を抱えていたからね。だけど、僕らの問題はあまりに大きかったから、早々にリタイアせざるを得なかったんだ。」
また、チャズ選手は次のように語った。「初めての24時間レースで完走できなかったのは残念だけど、この経験を楽しむことはできたよ。このEWC仕様のドゥカティ パニガーレV4 Rに乗って、百戦錬磨のライダー達とマシンを共有できたことは、とても楽しかった。『耐久レースでは何が起こるかわからない』という意味を知るには厳しい洗礼だったけど、それが現実なんだと思うよ。今回の機会を与えてくれたERC Endurance-Ducatiの全員に感謝したいね。」
情報提供元 [ FIM EWC ]
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