YART - Yamaha Official Team EWCのニッコロ・カネパ選手とマービン・フリッツ選手は、先週末に行われたスパ24時間EWCレース最終日の午前中にトップから脱落したことについて、そのショックを語っている。

スタートから3時間経過後、スピードセンサーの交換のため予定外のピットインを強いられ、4分以上の遅れが生じたものの、ニッコロ選手、マービン選手、そしてポールシッターのカレル・ハニカ選手が素晴らしいパフォーマンスを見せ、オーストリアチームは再び優勝争いに加わることができた。

その後、マービン選手とBMWのイルヤ・ミハルチク選手が激しいトップ争いを繰り広げ、開始から18時間経過後、ヤマハがトップを奪った。しかし、ニッコロ選手が駆るヤマハ YZF-R1 #7はエンジントラブルに見舞われ、そのアドバンテージは長くは続かなかった。

ドイツ人ライダーのマービン選手は、フェイスブックで次のように語っている。「このレースで勝つために、すべてを出し切った。スタートのトラブルも解決できて、素晴らしいスタートを切れた。それにセンサーの問題で4分間ピットインしたけど、トップに返り咲くこともできた。18時間後に、またトップに立つことができたけど、その後、残念なことにエンジンが壊れてレースを中断しなければならなかった。でも幸い、8時間後と16時間後のチャンピオンシップポイントを獲得することができたから良かった。チームのみんなを本当に誇りに思う。一晩中、ずっと最速タイムで走り続けることができたし、レース中盤の夜中にはベストラップの2分21秒447も記録することができたからね。2レースを終えて時点でランキング3位にいるから、今から鈴鹿を楽しみにしているんだ。」

イタリア出身のニッコロ選手は、こう書いている。「このレースで勝つために、精神的にも肉体的にもすべてを捧げた。レース序盤、テクニカルトラブルで4分以上ロスしたけど、僕たちはあきらめずに、視界が悪い夜間でも昼間と同じラップタイムで、誰よりも速く周回したんだ。夜間は誰よりも2~3秒速いラップタイムで走ることもあった。そして1週ごとに1秒でも早いタイムで周回し続けて、1位に返り咲いて、さらに30秒の差をつけることもできた。だけど残念ながら、最悪のタイミングでレースを断念せざるを得なくなっってしまった。でも、僕たちは自分たちのやったことを誇りに思うし、決してあきらめない。」

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