世界チャンピオン、ザビエル・シメオン選手は、スパ・フランコルシャン・サーキットで開催されるFIM世界耐久選手権のホームラウンドを明日に控え、予選での苦悩をすでにリセットさせていた。
Yoshimura SERT Motulのエースは、チームメイトのグレッグ・ブラック選手、シルバン・ギュントーリ選手とともにスズキ GSX-R1000を駆り、昼夜にわたる壮絶なレースを3番手からスタートさせることになり、この結果、フランスに拠点を置く日本チームは3ポイントを獲得した。
ザビエル選手は、こうコメントしてくれた。「今日の僕のセッションは中断してしまったね。タイムアッタックするタイミングをつかむのが難しかった。実際、新しいタイヤを最大限に活かせるチャンスは1回しかなくて、思うようなタイムを出すことはできなかったんだ。もっといい位置につけることができていたかもしれなけど、グレッグが素晴らしい仕事をしてくれたから、最終的にはとてもいいアベレージタイムになったんだよね。レースではいいペースで走れることがわかったし、それが一番重要なことだしね。」
イギリス系フランス人のグレッグ選手はこう語った。「今朝は、チームが1週間かけて行った作業を試すことができたよ。個人的には、セッション中のコンディションがとても良かったから、いいタイムを出すことができたね。これには本当に満足しているよ。自分たちのポテンシャルを示すことができたと思うよ。この予選でポイントを獲得することができたけど、最も重要なのはもちろん決勝だからね。予想が難しい天候だから、非常に難しいレースになると思っているんだ。僕らの長所は、レースでのチーム全体の効率性だからね。今回も僕らに期待してもらっていいと思うよ。」
ダミアン・ソルニエ監督はこう語った。「我々にとっては良い予選だったね。昨日はちょっと滑ってしまったけど、今日はうまくいったよ。マシンの変更が功を奏してくれて、ライダーたちのフィーリングも良くなったみたいだね。このトップ3は僕らの予想通りで、決勝もセーフティカー導入や悪天候など、複雑な状況が予想されるけど、いい戦いができるだろうと思っているよ。」
また、加藤 陽平監督は次のように語っている。
「この予選第2回目は、昨日の教訓のおかげでかなり良いものになったよ。特にグレッグは素晴らしいタイムを出してくれた!ただ、その後に小さなトラブルが発生して、ザビエルとシルバンがベストパフォーマンスを発揮できなかったのは残念だったけどね。でもそのおかげで、レースが始まるまでに何をしなければならないかがわかったよ。」
情報提供元 [ FIM EWC ]