Wójcik Racing Teamは、FIM世界耐久選手権2022年シーズン第1戦、ルマン24時間レースの予選を6位で終えたが、ヤマハマシン#77に搭乗するはずだった2名のライダーを交代させることになった。

レースウィーク序盤から素晴らしいペースを見せていたシェリダン・モライス選手だったが、4月15日(金)の予選2回目終了間際の転倒で脳震盪を起こし、出走不可能と判断された。

また、新型コロナに感染し、現在療養中のランディ・クルメナッハ選手の代役として緊急加入したカミル・クレミエン選手も、体調を崩して欠場することになった。

Wójcik Racing TeamのフォーミュラEWCクラスのヤマハマシンには、フランス人ライダーのマチュー・ギネス選手の他に、ハンガリー人ライダーのバリント・コバックス選手とスイス人ライダーのロビン・ムルハウザー選手が搭乗する。

バリント選手(20)は、2021年のルマン24時間レースでアルトゥール・ヴィレブスキー選手の2人で完走しており、この週末は、このポーランドチームのリザーブライダーであった。

一方、FIM EWCスーパーストック・ワールドカップで2度の優勝を誇るロビン選手(30)は、ポールポジションを獲得したヤマハのYARTのリザーブライダーとして今週末を迎えようとしていた。

チーム代表であるグジェゴジュ・ヴイチック氏は「シェリダンとカミルが、表彰台を目指して頑張ってきたレースを欠場するのはとても辛いけど、彼らの健康が最優先だからね。」と語った。
「バリントは昨年のルマンで一緒に戦ったし、ロビンとともにリザーブライダーとしてこのレースに参加していたから、準備はできているんだ。だから、我々は引き続き、好成績を目指していくよ。777(ダンロップ・スーパーストック・トロフィー)組の方の状況は良いから、レースが待ち遠しいよ。」

情報提供元 [ FIM EWC ]

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