ERC Endurance-Ducatiは、来週開催されるFIM世界耐久選手権2022年シーズン第1戦のルマン24時間レースに出場する予定だったロレンツォ・ザネッティ選手に代わり、チャズ・デイビス選手を起用した。

スーパーバイク世界選手権で32勝を挙げ、スーパースポーツ世界選手権のチャンピオンにもなったウェールズ出身のチャズ・デイビス選手(35)は、ドイツに拠点を置くERC Endurance-Ducatiの一員として、デビッド・チェカ選手、ハビエル・フォレス選手、そして、第4ライダーのマルク・モーザー選手とチームを組み、ルマン24時間レースに参戦する。

ロレンツォ・ザネッティ選手が、先週末にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催されたCampionato Italiano Velocitàでクラッシュし、重傷を負ったことを受けての招集となった。

ERC Endurance-DucatiのCEO、ウーヴェ・ラインハルト氏は、次のように述べた。「ロレンツォ選手は、複数の骨折を負ってまだ入院していて、スパ24時間EWCレースにも出走できるかどうかはわからない。ルマン24時間レースにはチャズ・デイビス選手がロレンツォ選手の代役を務めることになった。チャズ選手はドゥカティ・ファクトリーチームの古参ライダーだからね。経験も豊富だし、レースでは表彰台を目指して頑張ってほしいね。」

「ロレンツォ選手は、事前テストから調子が良かっただけに、彼がこのレースに参戦できないのはとても残念だけど、彼が素晴らしいチームメンバーであることは変わりないし、それに、事前テストではライダーみんなが同じスピードで走ることができたのは良かった。でも、チャズと1時間話したら、『いいよ。乗るよ。』と言ってくれたんだ。彼にとってもルマン24時間レースは夢だったんだよ。」

125ccと250ccの世界選手権にも参戦し、WSBKで3度も準チャンピオンに輝いたチャズ選手は、2022年からAruba.it Racing - Ducati Teamのライダーコーチに転向していた。

チャズ選手は、元MotoGPライダーで、MOTO AINからEWC2022年シーズン最初の24時間レースにエースライダーとして参加するブラッドリー・スミス選手に次ぐ、ルマン24時間レース最新注目選手だ。

第45回ルマン24時間レースは4月14日から17日まで開催され、決勝レースは4月16日(土)15:00(中央ヨーロッパ夏時間、日本時間:同日22:00)にスタートする。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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