FIM世界耐久選手権2022年シリーズ開幕戦のルマン24時間レースに、3年ぶりの多数となる52台のエントリーがあった。

2022年4月16日から17日にかけてフランス、ブガッティ・サーキットで開催されるこの歴史ある24時間レースにエントリーされた台数は、2021年のスタート台数を6台上回り、2020年からは14台上回った。

4月の開幕戦には、FIM EWCの現・元チャンピオン12名が参加することが決まっており、6つの二輪メーカーと3つのタイヤメーカーが参加する。

現チャンピオンチームのYoshimura SERT Motulを筆頭に、BMW World Endurance Team、ERC Endurance Ducati, F.C.C. TSR Honda France, MOTO AIN, Tati Team Beringer Racing, Team Bolliger Switzerland, Viltaïs Racing Igol, Webike SRC Kawasaki France Trickstar, Wojcik Racing Team and YART Yamaha Official Team EWCの計12チームがフォーミュラEWCにエントリーしている。エントリーリストはこちら→2022年ルマン24時間レースエントリーリスト(暫定版)

また、スーパーストッククラスも注目度が上がり、2021年にFIMワールドカップ・チーム・タイトルを獲得したBMRT 3D Maxxess Neversや、プライベートチームのトップだったNo Limits Motor Teamが参戦する。その他、Energie Endurance、Falcon Racing、Pitlane Endurance - JP3、RAC 41 ChromeBurner、Team 18 Sapeurs Pompiers CMS Motostoreなどの有力チームも参戦する予定だ。エントリーリストはこちら→2022年ルマン24時間レースエントリーリスト(暫定版)

今年のレース体制を発表するオンライン記者会見で、EWCのプロモーターであるDiscovery Sports Events代表のフランソワ・リベイロ氏は、次のように述べた。

「0.07秒差という僅差で決着をみたEWC2021年最終戦から半年、2022年シーズンの開幕と第45回ルマン24時間レースの開催に向けてカウントダウンが始まり、とてもうれしく思っています。このレースは、スパ24時間EWCレースとボルドール24時間レースに並び、3戦ある24時間レースの一つであり、EWCの見どころと言ってもよいでしょう。12人のEWCの現・元世界チャンピオン、6つの二輪メーカー、3つのタイヤメーカー、そして、52台のバイクがエントリーしており、Discovery Sportsのプラットフォームでは、レース全体をライブ中継する予定です。ルマン24時間レースが伝統の4月に戻ってきたことは、世界的なワクチン接種プログラムの効果を証明するものです。また、このイベントを開催してくださったACOとFIMに感謝します。しかし、その前に、ウクライナでの恐ろしい出来事の結果、とても苦しんでいるすべての人々に対して、我々のサポートと共感を表明しなければなりません。私たちは、この恐ろしい状況に一刻も早く終止符が打たれ、平和が戻ることを望んでいます。」

記者会見には、Automobile Club de l’Ouest会長のピエール・フィヨン氏、ホルヘ・ビエガス氏、フランスモーターサイクリズム連盟(FFM)副会長のジャンマルク・デヌー氏も出席し、司会のブルーノ・ヴァンデスチック氏からの質問に答えた。

また、Yoshimura SERT Motulのダミアン・ソルニエ監督のパッセンジャーとしてブガッティサーキットを数周した競泳ファイブタイムス世界チャンピオンのカミーユ・ラクール氏がスターティングフラッグを振ることも決定した。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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