ダンロップは世界耐久選手権に忠誠の意を表し、FIM EWCの良きオフィシャルパートナーとしてDiscovery Sports Events社との契約を更新した。スーパーストックチームをサポートするために、2022年以降、ダンロップはこのクラスの独占サプライヤーとなる。また、プライベートチームの参加を強化するため、「ダンロップ・スーパーストック・トロフィー」を開始することとなった。
耐久選手権の歴史的なパートナーであるダンロップと、FIM EWCのプロモーターであるDiscovery Sports Eventsは、FIM世界耐久選手権の公式パートナーシップを3年延長した。
ダンロップは、世界耐久の中核をなすスーパーストックラスのプライベートチームをサポートするため、また国際モーターサイクル連盟との合意に基づき、今後3年間、スーパーストッククラスの唯一のタイヤサプライヤーを担う。
2021年シーズン、85%のスーパーストックチームにタイヤを供給した世界トップメーカー、ダンロップは、その存在感を高め、とりわけプライベートチームへのサポートを強化していく。
このクラスのパフォーマンスレベルは、シーズンごとに向上している。毎年、スーパーストックチームは、チーム間のライバル関係がエキサイティングなショーを演出し、EWCチームと競うことも珍しくなくなった。スーパーストックチームは、市販オートバイに近いマシンでレースに臨み、FIM耐久ワールドカップは、スーパーストックのトップチームがフォーミュラEWCに参戦する準備を行うためのカテゴリーとして存在する。
ダンロップがスーパーストックの独占サプライヤーとなることで、参戦するチームは、出費を抑えながら。レースでのパフォーマンス向上を追い求めることができる。価格の上限と予選で許可されたタイヤの数は、この激戦クラスの参戦チームに可能な限り公平なレース条件を作り出すことを目的としている。
EWCダンロップ・インディペンデント・トロフィーの後継となるダンロップ・スーパーストック・トロフィーは、この活動をサポートする。各レースのフィニッシュ時に、ベスト15チームにタイヤがプレゼントされる。2022年には345セットのタイヤが用意され、鈴鹿8時間耐久レースを除くすべてのレースでタイヤが提供される予定だ。ダンロップタイヤは、24時間レースで95セット、8時間レースで60セットが配布される。
サーキットでのスーパーストッククラスのサポート
Discovery Sports EventsとFIMは、タイヤのパートナーシップに加え、EWCクラスのトップチームのパフォーマンスが常に向上していることに直面しているスーパーストッククラスをサポートしたいと考えている。そのため、FIMのサーキットレース委員会は、カテゴリーを分け、予選の最低タイムを108%に調整することを決定した。予選では、スーパーストックのライダーは、従来の全体の最速ライダーではなく、スーパーストッククラス最速ライダーのタイムの108%以内のラップタイムを出さなければならない。その目的は、スーパーストックチームがFIM耐久ワールドカップに出場することを奨励することとなる。
ダンロップ・モータースポーツ責任者、ウィム・ヴァンアハター氏のコメント
私たちは5シーズンにわたり、ダンロップ・インディペンデント・トロフィーという取り組みでプライベートライダーをサポートしてきました。選手権のプライベートチームのほとんどがスーパーストッククラスに参戦していることから、トロフィーに代わって、同クラスのすべてのチームを平等にサポートするプログラムを導入することになりました。これにより、テストコストを削減し、すべてのチームがチャンピオンシップに勝つためのレベルのタイヤとサポートを受けることができるようになり、さらなる接戦を期待できるでしょう。
情報提供元 [ FIM EWC ]