YART-YAMAHA Official EWC Teamは、優勝への強い思いを胸に秘め、ル・カステレに乗り込んだ。マンディ・カインツ監督率いる2009年FIM EWCチャンピオンのこのチームは、常に優勝候補にその名は上がるが、ボルドールでの優勝経験は未だない。そして、今シーズンは、厳しいスタートを切った。

カレル・ハニカ選手、マービン・フリッツ選手、ニッコロ・カネパ選手のライダートリオは、強い意志を持って、第84回ボルドール24時間レースに挑もうとしている。YART-Yamaha Official EWC Teamのライダートリオは、今シーズン最初の2つのレースを終え、この世界耐久選手権というピラミッドの上位に存在し続けることを目指している。このヤマハファクトリーチームは、ルマン24時間レースでは、エンジントラブルにより途中リタイヤに追い込まれ、エストリル12時間レースでは、転倒により10位に終わり、現在、2021年暫定チームランキング7位に留まっている。

そのため、今週末のポール・リカール・サーキットでは、このライダートリオは、全力で優勝を目指してくるだろう。もしも、優勝すれば、ボルドール24時間レース初制覇というYART-Yamaha Official EWC Teamにとって欠落していた栄冠を手にすることができる。

マンディ・カインズ監督は、ライダーたちを鼓舞している。
「もとより24時間レースはいつも大変なんだけど、ポール・リカール・サーキットは、マシン、ライダー、ブリヂストンのタイヤにとっても厳しいサーキットだから、ボルドール24時間レースも同じように大変なんだ。だけど、我々はレースに勝つために必要なものを持っていると確信しているよ。

マンディ監督は、すでにその先も見据えている。
マンディ監督は、2022年のFIM EWCシーズンに向けて、カレル選手、マービン選手、ニッコロ選手のライダートリオとの契約を更新することを発表した。
「このラインナップで、これまで4回連続ポールポジションを獲得して、表彰台を争い、レースで勝利を収めてきたからね。彼らが速いということは言うまでもないよね。速いということは言うまでもないよね。我々にとっては、この耐久レースの世界で最高のトリオを確保することが重要だったんだ。」

YARTのライダーたちは、これまで以上にその闘志を燃やしている。
「確かに今シーズンは、厳しいスタートとなったけれど、僕たちは一歩も引く気はないよ。」とカレル選手は語る。「僕たちは求めている結果をつかむために全力を尽くすだけだよ。あとは運に任せるよ。合同テストではいい調子だったから、レースウィークをとても楽しみにしているんだ。」とマービン選手もこう語ってくれた。「僕は、このコースとその周辺が大好きなんだ。だけどそれよりも何よりも、やっとファンのみんなが来場して、直接応援してくれるようになったことがとても嬉しいんだよ。それに、YARTファミリーともう1年、契約が更新できたこともとても嬉しい。だけど、今は今年のレースに集中するんだ。残り2戦でいい結果を残せば、チャンピオンシップの獲得だって夢ではないからね。2021年シーズンのレースは、まだ2戦残っているし、最高の状態でシーズンを終えることが目標なんだ。」とニッコロ選手は、付け加えてくれた。

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情報提供元 [ FIM EWC ]

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