スロバキアのチーム、MACO RACINGは、2021年シーズンのボルドール24時間レースと最終戦のモスト8時間レースに向け、オーストラリア人ライダーのアンソニー・ウエスト選手を新たなチームライダーとして採用した。アンソニー選手は、フランス人ライダーのグレゴリー・ルブラン選手とドイツ人ライダーのマーク・モーサー選手とともに、Maco Racingのヤマハマシンのシートに座る。
2000年代初頭からGP250、MotoGP、スーパーバイク選手権、スーパースポーツ選手権など多方面で活躍したアンソニー選手は、雨天レースにめっぽう強いライダーとして知られている。また、耐久レースにも参戦した経験を持っている。2012年、Qatar Endurance Racing Team(QERT)に所属し、ドーハ8時間レースにおいて、見事スーパーストッククラス優勝を果たしている。2014年のルマン24時間レースでは、再びQERTのスズキマシンに乗り、再度スーパーストッククラス優勝を果たし、総合でも4位を獲得した。
アンソニー選手は私たちにこう語ってくれた。「ルマン24時間レースは、とても大変だったんだ。そのレースでスーパーストッククラス優勝を果たしたけど、その後、その大変さにもう2度とやらないと言ったことを覚えているよ。
だけど、今回、Maco Racing Teamのダンロップタイヤを装着するヤマハR1のSBKマシンでまた耐久レースに出るってことは、あの大変さを時間が経って忘れてしまったのかな。」
パートナーは、耐久レースのスペシャリストで、ルマン24時間レースで5勝、ボルドールで4勝を挙げているフランス人ライダーのグレゴリー・ルブラン選手。そして、もう一人のライダーは、ドイツのIDMスーパーバイク選手権でトップを走るマルク・モーザー選手だ。
6月に開催されたルマン24時間レースでは11位に入賞したMaco Racingだったが、パンデミックの影響でエストリル12時間レースに参戦することができなかった。
このスロバキアチームは、ボルドール24時間レースに強力な布陣と共に復帰を果たす。
情報提供元 [ FIM EWC ]
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