YART-Yamaha Official EWC Teamは、第2回目公式予選を支配し、BMW Motorrad World Endurance TeamとYoshimura SERT Motulを抑え、エストリル12時間レースのポールポジションを獲得した。スーパーストッククラスのトップは、BMRT 3D Maxxess Neversで、9番グリッドからスタートする。

YART-YAMAHA Official EWC Teamは、7月16日の朝の第2回目公式予選で絶好調だった。カレル・ハニカ選手は、マーカス・ライターバーガー選手が2020年の予選で打ち立てた記録を更新。ヤマハファクトリーチームのチェコ人ライダー、カレル選手は、1分37秒674のファステストラップを記録。チームメイトであるマービン・フリッツ選手の1分37秒857をわずかに上回った。
このセッションで1分38秒台を下回ったのは、このふたりだけだった。

YART-Yamaha Official EWC Teamは、3人の最速タイムの平均値で、BMW Motorrad World Endurance TeamとYoshimura SERT Motulに1秒近くの差をつけ、圧倒的な強さを見せつけた。

F.C.C. TSR Honda Franceは4番グリッドを獲得。アラン・テッカー選手が欠場したにもかかわらず上位につけるTati Team Beringer RacingとVRD Igol Experiencesの前を行く。この2つのプライベートチームは、ERC Endurance-DucatiとWebike SRC Kawasaki France Trickstarの2つのファクトリーチームの前に陣取った。

スーパーストックでは、カワサキチームがトップに立った。スターティンググリッドでクラス1位のBMRT 3D Maxxess Neversは、転倒で遅れをとったMoto Ainを抑え、7月17日(土)の決勝では、9番手からのスタートとなった。また、スーパーストッククラス優勝を狙うライバルとして、Team 33 Louit April Moto、Wójcik Racing Team、National Motosがグリッド上で好位置につけている。

7月15日(木)のフリー走行でのクラッシュにより、2名のライダーが負傷を負い、欠場する。ドミニク・ビンコン選手に代わり、ナイジェル・ワラヴェン選手がTeam LRP PolandのBMWマシンに搭乗する。Playersは、マチュー・ティボー選手が欠場のため、アクセル・アイネ選手とアルノー・デ・キンペ選手の2人組で12時間レースを戦う。

エストリル12時間レースは、ポルトガルで7月17日(土)の9:00(西ヨーロッパ夏時間、以下WEST、日本時間:同日17:00)にスターティングフラッグが振られる。

2021年エストリル12時間レース - 公式予選総合結果

暫定スターティンググリッド

情報提供元 [ FIM EWC ]

関連キーワード
おすすめの記事