エストリルでのフリー走行の第1セッションを終え、BMW Motorrad World Endurance Team、YART-Yamaha Official EWC Team、Yoshimura SERT Motulの3チームが同じ秒数内のラップタイムを記録。スーパーストッククラスでは、BMRT 3D Maxxess Neversが最高のパフォーマンスを発揮した。

BMW Motorrad World Endurance TeamのM1000RRのシートに座ったマーカス・ライターバーガー選手は、エストリル12時間レースのフリー走行セッションで1分39秒094の最速タイムを記録した。2021年FIM EWCの第2戦では、ハビエル・フォーレス選手とケニー・フォレイ選手がマーカス・ライターバーガー選手のパートナーを務める。

ポールポジション争いは熾烈を極めるだろう。YART-YAMAHA Official EWC Team(ニッコロ・カネパ選手、マービン・フリッツ選手、カレル・ハニカ選手)は、1分39秒128のラップタイムでトップのタイムに非常に接近した。Yoshimura SERT Motul(グレッグ・ブラック選手、ザビエル・シメオン選手、シルバン・ギュントーリ選手)は、1分39秒590を記録、3位につけた。

Webike SRC Kawasaki France Trickstarは、1分40秒221を記録し、トップ3のすぐ背後に着けている。カワサキのプライベートチーム、Tati Team Beringer Racingとヤマハのプライベートチーム、VRD Igol Experiencesのラップタイムを上回ってみせた。

F.C.C. TSR Honda Franceのフリー走行の結果は、7番手。日本のチームは、練習走行の間に勢いをつけることに優れている。「決勝に向けて、一歩一歩着実に準備を進めているよ。」と、ホンダファクトリーチームの藤井正和監督は語る。

Moto Ain、Team Bolliger Switzerland、そして、スーパーストッククラス最速タイムを出したBMRT 3D Maxxess Neversが、エストリルでの第一回目フリー走行でトップ10に入った。

スーパーストッククラスでは、National Motos、Team 33 Louit April Moto、Team 18 Sapeurs-Pompiers CMS Motostore、Wójcik Racing Team 2、No Limits Motor Teamの順となったが、タイムは同じ秒数内に収まっていた。

フリー練習走行で、いくつかの転倒が発生した。Wójcik Racing TeamのEWCクラスとスーパーストッククラスの2台のマシンが転倒。ERC Endurance-Ducatiも転倒を喫した。マチュー・ギネス選手は、コーナーで失速したライダーを避けることができなかった。

日差しが強く、路面温度も53度と熱いエストリル・サーキットで本日15日午後から第1回目公式予選が行われる。

2021年 エストリル12時間レース - フリー走行結果

2021年 エストリル12時間レース - フリー走行結果

情報提供元 [ FIM EWC ]

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