2014年のスーパーバイク世界チャンピオンであるフランス人ライダー、シルバン・ギュントーリ選手が、FIM世界耐久選手権に初めてフル参戦する。シルバン選手は、2010年、ドーハ8時間レースにSERTから参戦して優勝、また、鈴鹿8耐ではYoshimura Suzukiから参戦し、3度のトップ10入りを果たすなど、すでに耐久レースでの実績を積んでいる。
3月に行われたルマン24時間レースの事前テスト走行の時、シルバン選手は、私たちの質問に快く答えてくれた。

Q:Yoshimura SERT Motulでの最初の走行を終えての印象を教えて下さい。
シルバン選手:印象はいいよ。スーパーバイククラスのマシンに乗るのは、約2年ぶりなんだ。最後に乗ったのは2019年7月の鈴鹿だったんだ。だから、改めてマシンに慣れる必要があったんだけど、最初からとても良い印象を受けたから、すぐに安心して乗ることができたよ。

Q:今回、シルバン選手は、世界選手権のフルシーズンに復帰するということでよろしいでしょうか?
シルバン選手:そうだね、フル参戦で復帰ということだね。FIM EWCは、メジャーなチャンピオンシップで、経験のない24時間レースのようなとても長丁場なレースもあるけど、それは僕にとって新しいチャレンジでもあるんだ。でも、MotoGPマシンのテストなどで、何日もかけてたくさん周回することもあったから、慣れてはいるよ。だけど、僕にとってレース復帰は、良いことであり、良い影響を与えてくれるんだ。なにか熱いものがこみ上げてくるんだよね。そういうことって大切だと思うんだ。開発でのテスト走行では、こんな感じの熱いエネルギーは出てこないんだよ。結局、実際のレースに代わるものはないんだよね。

Q:すでに知っている日本とフランスの2つのチームが提携したことについてはどう思いますか?
シルバン選手:SERTのようなチームで復帰できることを嬉しく思うよ。それに、Yoshimuraとも近い関係にあるから、パズルのすべてのピースがうまく埋まった感じなんだ。このマシンは、僕が鈴鹿8耐で実際に乗ったYoshimuraのマシンとテクニカル的にはとても似ているんだ。SERTは、「Endurance(耐久性)と Preparation(準備)」という2つの原動力が融合したチーム。SERTは、耐久レース界の至宝であって、伝説的なチームなんだ。Yoshimuraは、日本選手権や鈴鹿8耐などで、GSX-Rの開発に長年携わって、特別なノウハウを持っている。こんなすばらしいチームに参加できることは、本当に光栄なことなんだよ。みんな本当に熱心だよ。

Q:耐久レース参戦、MotoGPマシンのテストライダー、MotoGPのコンサルタントなど、多忙な日々を送っていますが?
シルバン選手:僕は今、世界耐久選手権に参戦しているけど、スズキでは、MotoGPマシンのテストにも参加して、開発も続けているんだ。あと、MotoGPコンサルタントとして、フランスのCanalやイギリスのBT Sportでレースの解説もしている。いろいろなことをしているけど、問題ないよ。すべて互換性のある仕事だからね。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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