2つの2021年FIM世界耐久選手権レース開催予定日が変更された。当初、4月中旬に開催が予定されていた第44回ルマン24時間レースは、6月12-13日にルマンのブガッティ・サーキットで開催されることになった。また、ドイツのオッシャースレーベン8時間レースは、5月23日の開催を断念することになった。オッシャースレーベン8時間レースの新しい開催日程は、現在、検討中である。

現在、新型コロナウィルス感染症の影響により、医療機関への負担が大きいことから、ルマン24時間レースの主催者であるAutomobile Club de l’OuestとFIM(国際モーターサイクリズム連盟)、並びに、FIM世界耐久選手権のプロモーター、Eurosport Eventsは、4月上旬に2021年シーズンの開幕戦であるルマン24時間レースの延期を発表した。

2021年ルマン24時間レースは、日程が変更され、6月12-13日にルマンのブガッティ・サーキットで開催されることになった。このレースは、現在の公衆衛生の状況を考慮し、2020年と同様に無観客開催となる。

また、ドイツでの保健衛生上の規制強化のため、5月23日に予定されていたオッシャースレーベン8時間レースの開催も断念せざるを得なくなった。現在、主催者のFIMとEurosport Eventsは、オッシャースレーベン8時間レースを2021年のレーススケジュールに残すため、2021年夏後半辺りでの開催を検討している。

オッシャースレーベン8時間レースの開催予定日も改訂されることから、ルマン24時間レースは、当初と変わらず、2021年FIM EWCシーズンの開幕戦となる。

ルマン24時間レース主催者、ACO会長、ピエール・フィヨン氏のコメント
「この世界的な健康危惧が始まって以来、われわれは、可能な限りレースを開催するということを目標にしてきました。参加チームやそのパートナー、そしてチャンピオンシップの継続のためには、たとえ無観客であってもレースを開催するということがとても重要なのです。われわれは、今回のルマン24時間レースが更にエキサイティングなレースになることを目指して、最大限の広報活動を行っていく予定です。」

Eurosport Events代表、フランソワ・リベイロ氏のコメント
「ルマン24時間レースの新しい日程は、FIM世界耐久選手権にとっても、すべての参戦チームにとっても、必要不可欠なものでした。Eurosport Eventsは、無観客で行われるこのレースの放送が、フランスだけではなく、世界中のファンにとってもスリリングな体験となるよう、全力を尽くします。また、ドイツでは、オッシャースレーベン8時間レースの新しい開催日程が確保できるように全力で取り組んでいます。」

FIM会長、ホルヘ・ビガス氏のコメント
「FIM EWCにおいて、とても重要な2つのレースの日程を再編成するため、継続的な努力を尽くしてくれているAutomobile Club de l’Ouest、Motorsport Arena Oschersleben、並びに、プロモーターであるEurosport Events、そして関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。私たちは、公衆衛生の状況が許す限り、オッシャースレーベン8時間レースの延期日程がすぐに決定されることを強く願っています。6月12-13日にブガッティ・サーキットで開催されるシーズン開幕戦のルマン24時間レースがとても楽しみで仕方ありません。今回の朗報は、このような混乱した状況の中で、前向きなエネルギーを与えてくれるものでもあります。前回参加申請をしてくれた多くのチームは、まもなく、記憶に残るであろう次回のルマン24時間レースへ参戦する機会を得ることができるでしょう。」

情報提供元 [ FIM EWC ]

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