FIM EWCで最も歴史のあるフランスのチーム、National Motosは、完全に新しいチーム基盤で2021年シーズンに向かっている。National Motosは、新しいアイデンティティを持ちながらも、いつもと変わらぬ決意でスーパーストッククラスに参戦し、FIMワールドカップを狙う。

過去50年間、National Motosのホンダマシンは、世界耐久選手権において常に注目を集めてきた。イエローとブルーに彩られたNational Motosのホンダマシン#55は、耐久レースが行われるサーキット場では、お馴染みの顔でもあった。

ピポ・バルディ氏により創設されたこのチームは、現在、息子であるステファン氏によって運営されている。National Motosは、FIM EWCトップ10入りチームの常連で、2006年のルマン24時間レースでは、優勝を果たし、その名を耐久レース史上に刻んだ。

スーパーストックでの新たな挑戦

National Motosは今、その歴史に新たな1ページを加えようとしている。新型CBR1000RR-Rとホンダ・フランスのサポートを得た彼らは、スーパーストッククラスに参戦という新たな挑戦を開始したのだ。ステファン・ハダディ監督は、私たちにこう語ってくれた。
「われわれは長年、EWCに参戦する唯一のホンダチームだったんだ。だけど、F.C.C. TSR Honda Franceの登場により、その立場を見直さなければならなくなったんだ。スーパーストッククラスへの新規参戦は、National Motosにとって、心機一転の再出発なんだよ。レースへの強い意欲と、若手選手育成と今まで培ったノウハウを彼らに伝えるというプロジェクトを持ってレースに臨むよ。われわれは、パリにある2つの大きな二輪整備学校、INCM(Institut National du cycle et du Motocycle)とGARACと提携しているんだ。若い生徒たちがこの挑戦に参加するから、チームいる先輩たちは、そのノウハウを彼らと共有することができるんだよ。」

National Motosは、もちろん、スーパーストッククラスでの優勝を狙っているが、監督は謙虚にこう語る。
「これまでにたくさんの経験を積んできたけど、私たちはこの新しいカテゴリーにうまく対応しなければならないんだ。それはつまり、今までとは違ったやり方で挑まなければならないということなんだ。それに、われわれはとても高性能な新型CBRでレースに臨むけど、このCBRは、まだスーパーストッククラスで24時間レースを戦ったことがないんだよ。」

新しいイメージ

この新たな挑戦は、新しい装いにも反映されている。National Motosは、チームナンバーの#55を継続して使用するが、イエローとブルーの2色に彩られたホンダマシンは、もうここにはない。新しいマシンカラーリングにおいて、チームの歴史的なカラーであるイエローとブルーを想起させつつも、耐久レースやフランス選手権に参戦するすべてのホンダマシンに共通するビジュアル・アイデンティティに適合させるために、ホンダと長い時間の話し合い続け、折衷案を見つけた。

また、National Motosは、2017年からチームに所属するライダー、ステファン・エゲア選手を中心とする新しいライダーラインアップも既に発表している。ステファン選手は、グイラーム・アンティガ選手とケビン・トゥルーブ選手とトリオを組み、ダンロップタイヤを装着したホンダマシン#55のシートに座る。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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