ホンダのプライベートチーム、RAC41 Chromeburnerは、FIM耐久ワールドカップに向けて、新たな目標を掲げた。ホンダ CBR1000RR-R SP #41を走らせるこのチームの目標は、スーパーストッククラスでトップ3に入ることだ。

フランスのチーム、RAC41 Chromeburnerは、スーパーストッククラスにおいて、2018-2019年シーズンでは15位、2019-2020年シーズンでは13位に終わったが、今シーズンでは、さらなるステップアップを目論んでいる。

まず、ティエリー・ピンスミン監督が最初に行ったことは、ジュリアン・ディグエ氏をレーシングディレクターとして迎え入れたことだった。ライダーとして2010年から耐久レースに参戦し、注目を集めたジュリアン氏は、複数のチームから参戦したルマン24時間レースやボルドールで、スーパーストッククラスのトップ5に入り、表彰台への常連選手でもあった。「彼の豊富な経験は、ライダーとメカニックの両方にとって、とても有意義なことなんだ。」と、ティエリー・ピンスミン監督は語る。「それによって、ライダーのメンタルをより理解することができるから、より効率的なマシンのセットアップが可能になるだろうね。」

RAC41 Chromeburnerのもう一つの強みは、ライダートリオを新たに編成し直したことだ。ドイツIDMスーパースポーツ選手権で活躍するオランダ人ライダーのウェイン・テッセルズ選手と、FIMスーパーストック・ワールドカップで2度の優勝経験を持つベルギー人ライダーのグレゴリー・ファストレ選手が再びチームに参加することとなった。

そして、2021年シーズンでは、ルクセンブルク出身のクリス・リーシュ選手が二人のパートナーを務める。クリス選手は、過去にスーパーストッククラスに参戦し、ルマン24時間レースやボルドールの表彰台に立った経験を持っている。ティエリー・ピンスミン監督は、さらにこう続けた。「彼らは、速くて安定したトリオだよ。テストでも、3人のタイムの誤差を0.5秒以内に入れて走行していたんだ。それと、2021型のCBR1000RR-R SP のすばらしいポテンシャルや、チームの経験値にも期待しているよ」。

Honda RAC41 Chromeburnerは、ミシュランタイヤを採用している。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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