2017-2018 FIMスーパーストックワールドカップのチャンピオンを獲得したフランスのプライベートチーム、Tati Teamは、その後の2シーズンではフォーミュラEWCクラスに参戦してきた。チームは、2021年の野望をより確実にするため、ブレーキシステムのスペシャリスト、ベルリンガーとの連携をより強化することとなり、チーム名をTati Team Beringer Racingと改名した。

2014年からFIM世界耐久選手権に参戦しているTati Teamは、フランス・ボジョレーを拠点としたプライベートチームだ。そして、そのデビュー当初からチームをバックアップしてきたベルリンガー・ブレーキも同じ場所に拠点を置く。「ベルリンガーは、われわれの本拠地から20kmしか離れていない所にあるんだよ。」とパトリック・エンジョラス監督は語る。「そういう所から絆が生まれるんだ。彼らは、ブレーキはもちろんのこと、技術的な専門知識も持っているから、あらゆるカスタムパーツも作ってくれるんだ。2021年のシーズンでは、われわれは、チーム名をTati Team Beringer Racingとする事によって、更にその関係をより強力にすることにしたんだ。」

2シーズンに渡ってEWCクラスで経験を積み、2019-2020シーズンでは11位入賞を果たしたTati Teamは、さらなる飛躍を目論んでいる。「われわれは、さらに上位を目指す準備をしているんだ。」とパトリック監督は続ける。「最低でも5位以内に入ることを目標にしているんだ。EWCでは、さらに競争が激しくなってきているから、上位入賞はより難しくなってきているよ。」マシンのすべてを理解するにも時間がかかるし、セットアップもより高度な知識が必要になるんだ。レースに勝つためには、良いマシンと良いライダーが必要だからね。」

カワサキプライベートチームのTati Team Beringer Racingは、2020年のライダートリオを今シーズンも起用することを決定した。フランス人ライダー、アラン・テッカー選手とジュリアン・エンジョラス選手とスイス人ライダー、セバスチャン・スエット選手が、マシンナンバー#4のZX-10RRのシートに座る。

Tati Team Beringer Racingは、2021年4月17日、18日に開催されるルマン24時間レースに向けて、2月下旬にスペインで、3月上旬にルマンでのテストを予定している。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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