FIM EWCとは、8時間から24時間の二輪耐久レースであり、オートバイとライダー(ほとんどが男性ライダー、時折り女性ライダーも参戦)の両方のポテンシャルが試されるエキサイティングなチャンピオンシップである。

2021年のシーズンは、フランス、ドイツ、日本、ポルトガルの4カ国で全5戦が繰り広げられる。2021年4月から10月にかけて、フランス・ルマンのブガッティ・サーキット、カステレのポール・リカール・サーキット、日本の鈴鹿サーキットなどの名門コースでFIM EWCは開催される。また、東ヨーロッパでは、ドイツのオッシャーズレーベンで、そして、最終戦は、ポルトガル・リスボン近郊のエストリル・サーキットで行われる。

Eurosport Eventsが、2015年にFIMとともにEWCのプロモーターに就任して以来、EWC世界耐久選手権は、メディアでの報道と視聴率が大幅に増加し、レースは世界中で放送されるようになった。その結果、ライダーラインナップはより国際的になり、毎シーズン、新たなハイレベルなチームやライダーがFIM EWCに参戦するようになった。

FIM EWCには、他のモータースポーツイベントとは違う特徴がある。まず、8時間レースを含め、すべてのレースには一部夜間走行が含まれる。また、FIM EWCは、各チームが自由にタイヤを選択できる数少ない世界選手権のひとつでもある。FIM EWCのもうひとつの特徴は、ライダーがトラックを横切り、バイクに飛び乗り、スタートする「ルマン式のスタンディング・スタート」を採用している。

このような長距離レースは、ライダーにとってもマシンにとっても非常に過酷なものである。チームのライダーラインナップは、2~3人のライダーで構成されており、それぞれの役割の周回を行ったのち、チームメイトにマシン(レースマシンは、限りなく市販車に近い)を渡す。

2つのレースカテゴリー

FIM EWC世界耐久選手権 フォーミュラEWCクラス

黒ゼッケンプレートベース、ホワイトヘッドランプ、最低重量175kg。

フォーミュラEWCは、EWCレースのトップカテゴリーであり、シーズン中でも、マシンのパフォーマンスアップは、可能。マシンの外観は、ホモロゲーションモデルからの逸脱は許されないが、フォーク、ダンパー、スイングアーム、ブレーキ、ラジエター、マフラーなどの変更は可能。また、エンジン性能をアップするために、チームには比較的自由な改造が認められている。シャシーには、クイックホイールチェンジシステムの搭載も許されている。

FIM耐久ワールドカップ・スーパーストッククラス

赤ゼッケンプレートベース、イエローヘッドランプ、最低重量175kg。

スーパーストッククラスのマシンは、基本的に市販車と同じである。エンジンは、メーカーから提供されたものを使用し、ごく限られた改造(インジェクタージェットや燃料マッピングの変更、クラッチの強化、サイレンサーの変更など)が認められている。ホイールは、ホモロゲーションモデルのものを使用しなければならないため、ピットストップでは、ホイール交換を上手に行う必要がある。

フォーミュラEWCとスーパーストックの両方のクラスにおいて、燃料タンクの最大容量は、24リットルまで認められ、クイックリフューエリングシステムが装着されている。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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