健康上の危惧と2021年FIM EWCの全レーススケジュールを維持するため、第44回ルマン24時間レースは、2021年4月17日、18日に無観客で開催されることになった。

4月17日、18日にブガッティ・サーキットにて行われる2021ルマン24時間レースは、2020年大会と同様、無観客で開催される。

レース主催者であるAutomobile Club de l’Ouest、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)、FIM EWCのプロモーターであるEurosport Eventsは、2021年シーズンの全5レースの開催予定を維持するため、そして、FIM世界耐久選手権に参戦するチームをサポートするために、このような難しい決断を下した。

Automobile Club de l’Ouest会長、ピエール・フィヨン氏のコメント

「残念ながら、2年連続でルマン24時間レースは、無観客で開催されることになりました。まず、コースサイドからのレース観戦を楽しみしていたファンの事を思うと非常に残念に思います。無観客開催となりましたが、選手とスポンサーのためにレースは行われます。近い将来、再び、このレースの素晴らしい瞬間を一緒に共有できることを心から願っています。」

FIM(国際モーターサイクル連盟)会長、ホルヘ・ビガス氏のコメント

「2020年に続き、2021ルマン24時間レースも無観客開催となってしまいましたが、今年もまた、息を呑むようなレースが展開されると確信しております。テレビとデジタルプラットフォームを通じ、再び多くの視聴者に素晴らしいショーを提供するため絶え間ない努力を行っているACO、FFM、Eurosport Eventsに感謝したいと思います。」

FFM(フランスモーターサイクル連盟)会長、セバスチャン・ポワリエ氏のコメント

「多くのファンからバイカーコミュニティのメッカであるルマン24時間レースを再び無観客開催とし、機会を奪ってしまうことに、非常に心苦しく思っています。組織的な理由から、ACOが今、決断しなければならなかったことであり、その決断は、私たちも理解しています。無観客ではありますが、2021ルマン24時間レースが完全に中止とならなかったこの決断に、ACO、プロモーターのEurosport Events、そして、FIMに対して敬意を表したいと思います。多くのファンと同様に、様々なテレビやデジタルメディアでレースを追いかけ、私たちのレースへの情熱を伝えていきたいと思います。」

Eurosport Events責任者、フランソワ・リベイロ氏のコメント

「無観客開催をACOと一緒に決断した際は、非常に心が痛みましたが、チャンピオンシップとチームのためにすぐに決断しました。ACOは、2020年のルマン24時間レースで、初めて無観客開催を決めた団体です。そのACOと共に、「新型コロナウィルス感染症の状況次第では、無観客での開催になる可能性がある今後のレース日程に影響が出ないように、ルマン24時間レースを日程通り4月に行うことが最善」と考え、今回の決断に至りました。」

情報提供元 [ FIM EWC ]

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