2021年1月16日(土)、スペイン人ライダー、アルトゥーロ・ティソン選手 (36歳)は、マウンテンバイクでトレーニングを行っている最中に死亡した。実力者でありながらも寡黙なアルトゥーロ選手は、世界耐久選手権でFolch Endurance、National Motos、F.C.C. TSR Honda Franceなどに在籍し、活躍していた。
アルトゥーロ選手は、スペイン、バレンシア北部にある彼の自宅敷地内のマウンテンバイクコースで友人たちとトレーニング中、突然体調を崩し、亡くなった。すぐに救急隊が駆けつけたが、蘇生することはできなかったという。
アルトゥーロ選手は、2005年、スペインのスーパースポーツチャンピオンを獲得し、2006年、2007年にはGP250に参戦した後、世界耐久選手権に参戦し、その情熱を注いでいた。2012年のボルドールでは、スペインのチーム、Folch Enduranceで5位、2014年のボルドールでは、National Motosで6位、2017年のルマン24時間レースでは、F.C.C. TSR Honda Franceで5位に入賞している。また、2019年のボルドールでも、スペインのチーム、Kawasaki Catala Aclamから参戦している。
アルトゥーロ選手は、パドックでは一人黙々と作業を行っていたが、コースに出ても速いライダーであり、世界耐久選手権ファミリーの一員として確実に実績を残していた。
我々Eurosport Events一同は、アルトゥーロ選手の家族と友人に対して心からお悔やみを申し上げます。
情報提供元 [ FIM EWC ]