ポーランドのチーム、Wójcik Racing Teamは、2019-2020FIM EWCシーズンで最も活躍したプライベートチームであった。FIM世界耐久選手権とFIMスーパーストックワールドカップにヤマハマシンで参戦したWójcik Racing Teamは、両クラスで4位入賞という好成績を収めた。

Wójcik Racing Teamは、フォーミュラクラスに参戦してから2年目となる2018-2019FIM世界耐久選手権において、27位という控えめな結果に終わった。オーナーのグジェゴジュ・ヴイチック氏が設立したWójcik Racing Teamは、今シーズン、総合チームランキング4位を獲得し、周囲の予想を大きく覆した。Wójcik Racing Teamのこの目を見張る様な活躍は、大雨の中、カステレ・サーキットで行われたボルドールから始まっていた。ボルドールでは、ヤマハマシン#77は、スタートでトップに立ち、ジノ・レイ選手、クリストファー・バーグマン選手、アクセル・モーリン選手の活躍により、2位表彰台を獲得。続くセパン8時間レースでは、不運に見舞われたものの、その次のルマン24時間レースでは、ジノ・レイ選手、ブロック・パークス選手、アクセル・モーリン選手のライダートリオで、9位に入賞した。最終戦のポルトガル、エストリル12時間レースでは、ジノ・レイ選手、ブロック・パークス選手、シェリダン・モライス選手の布陣で3位を獲得し、表彰台に返り咲いた。

スーパーストックレースでも同様な成功
世界選手権総合チームランキングの27位から4位へのジャンプアップは、2019-2020年シーズンで最も印象的な活躍のひとつとなった。

Wójcik Racing Team 2も、2019-2020シーズンのFIM耐久ワールドカップで総合4位を獲得した。彼らも、ボルドールから素晴らしいスタートを切り、エストリル12時間レースでは、スーパーストッククラス3位を獲得し、表彰台に上がった。

Wójcik Racing Teamは、EWCダンロップ・インディペンデント・トロフィーでもその実力を大いにふるった。Wójcik Racing EWCチームは、4戦中3戦に渡り、ダンロップタイヤを装着したプライベートチームだけに与えられるEWCダンロップ・インディペンデント・トロフィーを手中に収めた。エストリル12時間レースでは、Wójcik Racing Teamの両チームがダンロップ・トロフィーの表彰台に立ち、2019-2020シーズンを華々しく締めくった。

Wójcik Racing Teamのアダム・ステピエン監督は、すでに2021年に向けて意欲的な姿勢を見せている。

「2019-2020年シーズンでは、合計3回の表彰台獲得という大成功を収めたから、来シーズンに向けても、さらにモチベーションを高めているんだ。来シーズンも引き続き2チームをEWC、スーパーストッククラスにエントリーする予定で、上位にいつも挑戦するということを目標に、両クラス共に全レースで表彰台獲得を目指して戦ってくつもりだよ。」

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情報提供元 [ FIM EWC ]

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