ヤマハファクトリーチームのYART Yamahaは、ポールポジションからエストリル12時間レースのスタートを切る。
9月25日(金)のポルトガルの朝、エストリル・サーキットでは、激しいバトルが繰り広げられた。ヤマハファクトリーチームのYART Yamahaが、F.C.C. TSR Honda FranceとBMW Motorrad World Endurance Teamを抑え、公式予選をトップで通過、エストリル12時間レースのポールポジションを獲得した。

予選では、YART Yamahaのカレル・ハニカ選手、マービン・フリッツ選手、ニッコロ・カネパ選手の3人全員が、1分39秒台をマークし、エストリルサーキットで最も速く、安定した走りを見せた。間違いなく、YART Yamahaは、FIM世界耐久選手権最終戦、エストリル12時間レースの最有力優勝候補だ。
レースのスタート時間は、現地時間の08:00((西ヨーロッパ夏時間、日本時間:同日16:00)に繰り上げられた。

日本チームのF.C.C. TSR Honda Franceは、ジョシュ・フック選手、フレディ・フォーレイ選手、マイク・ディ・メリオ選手が、BMWファクトリーチームのBMW Motorrad World Endurance Teamの猛追をかわし、2位をキープした。

BMW Motorrad World Endurance Teamのマーカス・ライターバーガー選手は、1分38秒447というこの日のファステストラップを記録した。
ケニー・フォレイ選手とピーター・ヒックマン選手も、昨日のベストタイムを更新したが、ベルギーのBMWチームは、日本のホンダチームにコンマ数秒遅れ、3位に留まった。

また、スズキワークスのSuzuki Endurance Racing Teamは、エティエンヌ・マッソン選手、グレッグ・ブラック選手、ザビエル・シメオン選手が奮闘。Wójcik Racing Teamを抑え、4位を獲得、ワークスチームカルテットに復帰した。

ポーランドのヤマハ・チーム、Wójcik Racing Teamは、ジノ・レイ選手、ブロック・パークス選手、シェリダン・モライス選手が、VRD Igol Pierret Experiences(フロリアン・アルト選手、フロリアン・マリノ選手、ニコ・テロール選手)を抑え、プライベートチームとしてトップのポジション5位を獲得した。

ERC Enduranceは、ドゥカティ・パニガーレをさらに進化させ、Webike SRC Kawasaki France Trickstarを抑え、7位からのスタート。
ルマン24時間レースからミシュランタイヤに変更したディフェンディングチャンピオンのWebike SRC Kawasaki France Trickstarは、未だ、ZX-10RRの最適化なセッティングを模索しているようだ。

他に、National MotosとスーパーストッククラスのトップチームのMoto Ainが、エストリル12時間レースのスターティンググリッドトップ10に滑り込んだ。

2020年エストリル12時間レース – 予選最終結果

情報提供元 [ FIM EWC ]

関連キーワード
おすすめの記事