2020年9月26日(土)にポルトガルで開催されるエストリル12時間レースにおいて、オーストリアのファクトリーチーム、YART Yamahaが、F.C.C. TSR Honda FranceとBMW Motorrad World Endurance Teamを抑え、公式予選1回目の暫定ポールを獲得した。
世界タイトル獲得に向けて、熱い戦いが始まる。YART Yamaha, F.C.C. TSR Honda France and BMW Motorradが、エストリル・サーキットで行われた公式予選1回目を終え、激しい首位争いを展開した。YART Yamahaのマービン・フリッツ選手は1分38秒778というラップタイムを記録し、この日最高のパフォーマンスを披露。カレル・ハニカ選手とニッコロ・カネパ選手がともに1分39秒台をマーク。マンディ・カインズ監督率いるYART Yamahaが暫定ポールポジションを獲得した。
F.C.C. TSR Honda Franceのジョシュ・フック選手、フレディ・フォーレイ選手、マイク・ディ・メリオ選手は、安定した走りを見せ、BMW Motorrad World Endurance Teamを抑えて2位を獲得した。
この日の最大のサプライズとなったのは、Wójcik Racing Teamだ。シェリダン・モライス選手を新たに起用したポーランドのプライベートチーム、Wójcik Racing Teamは、Suzuki Endurance Racing Team、VRD Igol Pierret Experiences、Webike SRC Kawasaki France Trickstar、ERC Enduranceなど、並み居る強豪を抑え、4位となった。トップ5チームのラップタイムは、非常に接近しているため、激しいトップ争いが予想される。
スーパーストッククラスでは、Moto Ainが優勢で、予選1回目では、総合9位を獲得。Wójcik Racing Team 2は、No Limits Motor Teamを抑え、クラス2位に立った。
公式予選2回目は、2020年9月25日(金)09:00(西ヨーロッパ夏時間、中央ヨーロッパ夏時間:同日10:00、日本時間:同日15:00)よりスタート。各チームは、ナイトテストのため、再びコースに戻ってくる予定だ。
エストリル12時間レースは、9月26日(土)08:30(西ヨーロッパ夏時間、中央ヨーロッパ夏時間:同日09:30、日本時間:同日16:30)にスタートフラッグが振られる。
情報提供元 [ FIM EWC ]