ERC Enduranceは、2021年を前向きな気持ちで迎えるために、より良い結果とともに2019-2020シーズンを締めくくりたいと考えている。
荒れたデビューシーズンとなったドゥカティファクトリーチーム、ERC Enduranceは、ルイ・ロッシ選手、マチュー・ギネス選手、シルヴァン・バリエ選手という新たなライダーを迎え、エストリル12時間レースのスターティンググリッドに立つ予定だ。

セパン8耐でのデビュー戦に続き、ルマン24時間レースにもドゥカティ パニガーレV4 Rを投入してきたERC Enduranceは、5番グリッドからスタートし、様々な技術的な問題を抱えながらもトップ集団をキープしたが、序盤でリタイアを余儀なくされた。

しかし、2回にわたるピットストップの教訓を生かし、より強力になってエストリルに戻ってくる。
ドイツのチームは、表彰台獲得という目標を掲げているが、もちろん、さらなる上を目指している。

ERC Enduranceの相談役であるジャン・ミシェル・フリマーは、ドゥカティチームの目標を次のように語った。
「このマシンのパフォーマンスとミシュランタイヤの組み合わせは、表彰台を十分に狙えるチャンスを与えてくれるよ。
だけど、われわれは、主に、今回のシーズンで学習したことをしっかり蓄積して、来シーズンに備えたいと思っているんだ。
まだまだ改善の余地があるし、シャシーのセットアップももっと煮詰めないといけない。
ルマンで経験したエキパイのひび割れの問題を解決するために、今回、アクラポヴィッチとドゥカティが開発した新しいエキパイ集合部を何種類か持ち込んでいるんだ。
逆の説明になっていたかもしれないが、ルマンでは、エキパイ集合部を交換した後、電気系統の問題は発生していなかったんだ。
トラブルの原因はスパークプラグキャップのひび割れだった。」

パニガーレ用新ライダーラインナップ
ERC Enduranceは、エストリル12時間レースに向けて3人のライダーを新たに起用した。
ロッシ選手には、VRD Igol Pierret Experiences Yamahaに在籍していたマチュー・ギネス選手、そしてFIMスーパーバイク世界選手権でドゥカティに乗るシルヴァン・バリエ選手がサポートする。
2012年と2013年にFIMスーパーストック1000カップの優勝者であるバリエ選手は、耐久レースの経験も豊富で、FIM EWCにも何度か出場している。近年では2018年にBMW Mercury Racingの一員として参戦していた。

いずれにしても、ERC Enduranceのドゥカティは、エストリルで十分に注目する価値がある。

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情報提供元 [ FIM EWC ]

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