2018-2019シーズン、FIM世界耐久選手権タイトルを獲得したフランスのファクトリーチーム、Webike SRC Kawasaki France Trickstarは、トップと47ポイント差という状態で、9月26日にポルトガルで開催される最終戦、エストリル12時間レースに挑む。しかし、Webike SRC Kawasaki France Trickstarは、このレースでの優勝候補の一角であることは間違いない。
今シーズン序盤では、不運に恵まれ、また、タイヤサプライヤーを変更したこともあり、苦しいレースを展開せざるを得なかったものの、ルマン24時間レースで2位を獲得したことにより、チームランキングを上げることに成功した。
Webike SRC Kawasaki France Trickstarは、未だ、今シーズンのワールドタイトル獲得の可能性を持っているが、そのためには、他の4つのファクトリーチームに勝たなければならない。カワサキチームのジル・スタフラー監督も、厳しい戦いになると予想しているが、ポルトガルのレースで、チームナンバー「1」を付けたZX-10RRが活躍することをわれわれは期待している。
ジル監督のコメント
「まず、ルマン24時間レースでの結果にはとても満足しているよ。われわれは、タイヤサプライヤーを変更したばかりで、まだ100%の状態ではないということを覚えておいてほしいんだ。われわれは、ミシュランタイヤを使い続けるけど、エストリル・サーキットについて全然知らないから、まだやらなければならないことが、たくさんあるんだ。今回の選手権では、それが大きく影響してしまったね。もしも、ライバルがミスを犯したら、われわれにもまだチャンスがある。もしも、レインレースになったら、ミシュランタイヤが有利になるかもしれない。でも、自らタイトル獲得のための戦略が描ける状態ではないよ。ライバルとの差がありすぎだし、そんなライバルがいっぱいいるからね。今回のレースと冬の間に作業を続けて、来シーズンに向けて最善の状態に持って行くことが今の目標なんだ。」
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情報提供元 [ FIM EWC ]