Suzuki Endurance Racing Teamは、2019−2020シーズン第1ラウンドのボルドールで優勝し、FIM EWC暫定チームランキングのトップに立ってから、40ポイントのリードを保ったまま、最終戦のエストリル12時間レースを迎えることとなった。
スズキファクトリーチームのSuzuki Endurance Racing Teamのリードは、エストリル12時間レースに向けて、冷静さを保たさせているものの、トップ5にランクインしている他の4つのファクトリーチームの事を考えると十分な差と言えるものではない。エティエンヌ・マッソン選手、グレッグ・ブラック選手、ザビエル・シメオン選手のライダートリオ全員は、このエストリル12時間レースが、Suzuki Endurance Racing Teamにとって、2016年以来16回目となる世界タイトルの獲得につながることを十分に承知している。
それでも、チーム全体は、落ち着き払っている。SERTチーム監督として初のシーズンを戦ってきたダミアン・ソルニエ監督は、チームの経験を十分に活かしている。
「我々はみんな、サーキットを学ばなければならないんだ。練習走行第1回目の後から、いつものように優勝と表彰台を争うチームたちが前に出てくると思うよ。でも、われわれは、ライバルたちを警戒しながらも、安全に走らなければならない。40ポイントというリードは、大きいようで、十分ではないからね。あまりに熱くならないように、利口に戦わなければミスを犯してしまうだろうね。何事もなく我々が優勝できればいいけど、それは我々のレース戦略ではないんだ。完走を目指しながら、可能な限り上のポジションを取リにいくよ。もしも、TSRがエストリルで最高ポイントを獲得したら、われわれは、最低でも5位でフィニッシュしなければならない。まぁ、しかし、エストリルでは、今までの他のレースとは違うドライコンディションでの決勝を望むよ。」
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情報提供元 [ FIM EWC ]