ルマン24時間レースの公式予選1回目は、雨のため、一時中断した。路面コンディションが変化する中、YART Yamahaが、公式予選1回目のトップを獲得した。
8月27日(木)の午後、ルマンで公式予選1回目が行われたが、霧雨の影響で中断した。第1グループのライダーは、目まぐるしく変化する路面コンディションのコースに乗り込んでいった。ヤマハマシン#77に乗るWójcik Racing Teamのジノ・レイ選手は、ウェットコンディションを得意としていて、YART Yamahaのカレル・ハニカ選手、ERC Endurance’s Ducati Panigaleのドゥカティ・パニガーレに乗るランディ・ド・プニエ選手などを抑え、トップタイムを記録。
路面が乾いてくると、第2グループのライダーたちは、リラックスした様子でタイムアタックにチャレンジ。BMW Motorrad World Endurance Teamのイルヤ・ミハルチク選手は、マシンのパワーを遺憾なく発揮し、Suzuki Endurance Racing Team(グレッグ・ブラック選手)、Webike SRC Kawasaki France Trickstar(エルワン・ニゴン選手)、YART Yamaha(マービン・フリッツ選手)を抑え、トップタイムをたたき出した。
第3グループのセッションの時、再び雨が降り注いだ。F.C.C. TSR Honda Franceのマイク・ディ・メリオ選手がウエット路面でトップタイムを記録したのに対し、YART Yamahaは、ニッコロ・カネパ選手の活躍で好成績を収めた。
28日(金)13:00(CEST)から行われる公式予選2回目の結果でスターティンググリッドのポジションが決定する。
第43回ルマン24時間レースは、8月29日(土)正午(中央ヨーロッパ夏時間、日本時間:同日19:00)にスタートする。
情報提供元 [ FIM EWC ]