Bolliger Team Switzerlandは、2020年ルマン24時間レースに国際色豊かなラインナップで臨む。チームの要であるローマン・スタム選手は、ルマンを最後にFIM世界耐久選手権レースを引退すると語った。

7月中旬に行われたルマンでのプライベート走行テストで、コース上に現れたBolliger Team Switzerlandは、8月29日・30日にブガッティ・サーキットで開催されるFIM EWCレースの次戦、ルマン24時間レースに向けて、新たなラインナップを発表した。

2002年からBolliger Team SwitzerlandからEWCレースの参戦しているスイス人ライダー、ローマン選手は、今年のルマン24時間レースをもって、EWCレースから引退する事を決意した。ローマン選手は、後任のライダーたちと一緒にBolligerチームのカワサキマシン#8に乗り、ルマンで最後の一戦を迎えることになる。ルマン24時間レース後は、オランダ人ライダー、ナイジェル・ワラヴェン選手とドイツ人ライダー、イアン・ビューン選手がチームを牽引していく。そして、スウェーデンスーパーバイク選手権チャンピオンのスウェーデン人ライダー、イエスパー・ペリイエフ選手(20歳)がチームのバックアップライダーとして、チームに加わった。

スタッフ間でも、マネジメントに関して引き継ぎが行われている。Suzuki Endurance Racing Teamとともに、FIM EWCに参戦するチームの中で最も歴史あるBolliger Team Switzerland。最近では、その創設者、ハンスペッター・ボリガー氏の息子のケビン氏が、日々の運営を切り盛りすることが多くなってきている。

イタリア、ピレリ社と長年のパートナーシップを持つBolliger Team Switzerlandは、ドイツのピレリ輸入元との契約により、2020年のルマン24時間レースで再びピレリタイヤを使用することになった。

情報提供元 [ FIM EWC ]

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