7月中旬、ポーランドのチーム、Wójcik Racing Teamは、ルマンでのプライベート走行テストでその実力を遺憾なく発揮した。2台のマシンで2つのクラス(フォーミュラクラスとスーパーストッククラス)に参戦しているWójcik Racing Teamは、現在、チームランキングの上位に立っていて、ルマン24時間レースでは、再び脚光を浴びようとしている。
ポーランド人のアダム・ステピエン監督が率いるWójcik Racing Team(たち)は、3度目のFIM EWCシーズンにおいて、2つのクラスで熱い戦いを繰り広げ、大きな注目を集めている。ヤマハ#77は、EWCフォーミュラクラスに、ヤマハ#777は、スーパーストッククラスに参戦しており、それぞれ、暫定チームランキング総合3位、、FIM耐久ワールドカップランキング4位に立っている。
Wójcik Racing Teamは、ルマン24時間レースに向け、万全の体制を築いている。7月中旬にルマンで行われた2日間のプライベート走行テストでは、チーム全員がルマンのコースに集結した。唯一不参加だったのは、ジノ・レイ選手とアクセル・モーリン選手とともに#77のシートに座る事が決まっている新加入のオーストラリア人ライダー、ブロック・パークス選手のみであった。一方、ジノ選手とアクセル選手は、2020年仕様のヤマハYZF-R1のテストと微調整を行い、早くもマシンに慣れ親しんだようだ。
Wójcik Racing Team 2の#777のシートには、マレク・スコーペク選手、エイドリアン・パセク選手、アルトゥール・ウィレブスキー選手と、全員がポーランド人ライダーとなるラインナップ。
すべてにおいて、Wójcik Racing Teamのコース復帰は順調といえるものだった。「われわれのライダーたちのテンションは、とても高まっているんだ。」と創設者のグジェゴジュ・ヴイチック氏は語る。新しい電気系ユニット、オーリンズ製サスペンション、ダンロップタイヤを理解するために、たくさんの距離を走行した。燃費が良い基本的なセッティングも見つけた。われわれのライダーたちは、順調に仕上がってきているから、8月末のルマンに早く戻りたくてたまらないんだ。」
情報提供元 [ FIM EWC ]