ロックダウン後、初となる練習走行で、#1を装着した美しいKAWASAKI ZX-10RRが、ミシュランタイヤを新たに装着し、コースに戻ってきた。

世界トップレベルのオートバイレースで、シーズン中でのサプライヤー変更は決して容易なことではない。その困難に立ち向かうべく、ジル・スタフラー監督率いるチームは、7月16日・17日の2日間に渡って行われた走行テストで、新しいタイヤが期待通りの性能であるとわかった。

ルマン24時間レースで再び勝利をつかむためには、まだまだ行わなければならない事がたくさんあるが、新しいタイヤサプライヤーのミシュランは、二輪耐久レースに適応したすばらしいタイヤを開発したようだ。

ジェレミー・ガルノニ選手、エルワン・ニゴン選手、デビッド・チェカ選手の3人のライダーも同じ意見で、ミシュランタイヤの功績を高く評価していた。

また、ジル監督は、上記の理由から今回のテストを非常に重要視していたが、それだけではなく、長期間バイクに乗らなかったライダーたちの調子を見極め(記録上ではチームの最後の走行は3月のスペインとなる)、マシンのテクニカルな選択肢を検証するためにも、今回のテストを実施したという。

「ミシュランと私たちにとって、これは大きな第一歩だ。2日間のテストを考えると、使用したスリックタイヤは、この新しい連携に高い可能性を感じさせてくれるには充分ではあったけど、それを確実なものにするためには、まだ行わなければならない作業が残っているのも事実で、あまり根を詰めない方が良いとも考えているんだ。10時間の走行テストと聞くと、人によっては充分と感じるかもしれないけど、タイヤの高さやプロファイルは違うから、「交換するだけで、即好タイム」」とはならないよね。サスペンションやチェーン、ギアレシオなどの調整をじっくり行おうと思ったら、充分ではないよ。レースで確実なタイムを出そうと思ったら、かなりの作業量になるんだよ。

とはいえ、このタイヤは、高性能でありながら消耗も少ないし、汎用性も高いから、現段階では非常に満足しているよ。

今回の走行テストは満足度も高かったし、今のところ、ベストタイムの更新はできていないけど、公式練習でそれを狙っていくよ。

それに、ライダーたちのコンディションにも満足しているね。ジェレミーは、他のカワサキチームで、滞在先のスペインでもバイクに乗れるようになったし、そのカワサキでは、ミシュランタイヤを履いているから問題はないだろう。

エルワンは、耐久選手権ライダーという肩書きの他に、ミシュランの開発ライダーとしても活動しているから、他の誰よりもミシュランのことをよく知っているんだよ。

デビッドは、2014年からミシュランタイヤを使っていなかったけど、今回のテストで、我々のチームに来て以来の自己ベストタイムを更新したんだよ。

それに、デビッドだけが3月からサーキット走行していなかったのだけれど、彼はエキスパートだし、キレのあるアスリートだからね。この長い休みが明けた今、その膨大な経験は、彼にとってもとても助けになっているんだろうね。」

今回のテストでは、われわれのパートナーであるTRICKSTARのエキゾーストシステムにも注視する事が出来た。

チームは一丸となって、8月29日と30日に開催されるルマン24時間耐久レースの準備に取り組んでいる。
情報提供元:OFFCOURSE

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