VRD Igol Pierret Experiencesチームは、GP125チャンピオン獲得経験のあるライダーの採用を決定した。昨年、ルマン24時間レースにおいて、スポット参戦で耐久レースデビューを果たしたニコ・テロール選手が、今回フランスのチームに参加することとなった。スペイン人ライダーのニコ選手は、2019年のボルドールで5位を獲得したチームの控えライダーを務める。

2011年にGP125世界チャンピオンを獲得したニコ・テロール選手は(その年の2位は、ヨハン・ザルコ選手)、VRD Igol Pierret Experiences Yamahaから、ルマン24時間レースに参戦する。ニコ選手は、昨年、ルマン24時間レースでスポット参戦し、イタリアのチームSC-Project Paton Reparto Corseでホンダのスーパーストックマシンに乗り、耐久レースデビューを果たした。彼のチームは、好スタートを切ったものの、残念ながら、日曜日の朝にリタイアしてしまった。

2020年のルマン24時間レースでは、フロリアン・アルト選手、フロリアン・マリノ選手、マチュー・ギネス選手の控えライダーとして、フランスのチーム VRD Igol Pierret Experiencesに合流する。

「耐久レースでは、どんな天候でも一定のペースで走り続け、的確にラップを重ねなければならない。VRDは、勝利への闘争心あふれる非常に力のあるチームだね。それにマシンは、僕が大好きなヤマハだしね。僕の目標は、別の世界タイトルなんだけど、僕は、真剣にこの新しいチャレンジに取り組みたいと思っているんだ。」

VRD Igol Pierret Experiencesは、テロール選手をチームの主要メンバーとして考えている。「彼は耐久レースのデビュー戦を本当に楽しんだようだね。」とVRDのヤニック・ルコット監督は語る。「彼はダンロップの開発ライダーも担当していて、我々と一緒に耐久レースのスキルを磨きたいと考えているんだ。彼は、我々のライダーの誰かの代わりに走ることもできるだろろ。」

情報提供元 [ FIM EWC ]

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