スイス人ライダー、セバスチャン・スエット選手は、2年間在籍していたBolliger Team SwitzerlandからTati Team Beaujolais Racingへ移籍し、残りの2020年シーズンを戦う。
セバスチャン選手は、2018年のルマン24時間レース以降、Bolliger Team Switzerlandのマシン(#8)に跨ってきたが、これからはフランスのTati Team Beaujolais Racingのマシン(#4)で戦うことになった。引き続き、カワサキのマシンでEWCを戦うことには変わりはない。
彼はアラン・テッカー選手とジュリアン・エンジョラス選手とともに、今後のレースを戦っていくことを選んだ。Tati Team Beaujolais Racingのチームマネージャー、パトリック・エンジョラスは「セバスチャンは、カワサキのマシンを熟知しているとても速いライダーだよ。」と興奮気味に語る。なお、ケビン・デニス選手は引き続き、第4ライダーとしてTati Team Beaujolais Racingに在留する予定だ。
セバスチャン選手は、FIM EWCにデビューする前は、FIMスーパーストック1000カップのライダーだった。2018年、Bolliger Team Switzerlandにて、ルマン24時間レースとボルドールで惜しくも表彰台を逃したことが、「さらなる高みへ」と彼の刺激になった。
「Bolligerは、10レース中9レースを完走するなど、経験豊富で素晴らしいチームだよ。でも、お互いレースに対する価値観が違っていたんだ。僕は表彰台に乗って花火を見たい。 Bolligerは、表彰台を獲得することよりも、最終的な総合順位で上位に位置することを重要視していた。Tati Teamには、エンジンや電子機器、シャーシのセットアップに優れたメカニックがいます。これは、マシンパフォーマンスを向上させるためには極めて重要なんだ。アラン選手、ジュリアン選手、そして僕も、表彰台を勝ち取るための戦いへしっかり準備しないといけない。」
Bolliger Team Switzerlandは、ナイジェル・ワラヴェン選手とローマン・シュタム選手(今シーズンで引退)のチームメイトとなるライダーを間もなく発表する予定だ。
情報提供元 [ FIM EWC ]