ボルドールでは、スーパーストッククラス優勝をかけてのバトルも緊迫しそうだ。チーム 33 コヨーテ・ルイ・モトとモト・アインが、予選から激しく激突。しかし、そのほかのチャレンジャーも、ポール・リカール・サーキットでのポディウムバトルを虎視眈々と狙う。

昨シーズンのFIM耐久ワールドカップを獲得したモト・アインは、ロベルト・ロルフォ、ロビン・ミュルハウザー、ヒューゴ・クレアを擁してボルドール戦の優勝候補筆頭に挙げられている。しかし、ヤマハの支援を受けるこのチームの前には、既に手強いライバル、チーム 33 コヨーテ・ルイ・モトが立ちはだかっている。#33 カワサキに乗るエンツォ・ブーロム、クリスチャン・ガマリーノ、ケビン・マンフレディは昨日(金曜日)の予選から攻め始め、この日の午後は、モト・アインのヤマハよりも前となるグリッド8番手からスタートする。

両チームとも非常に安定したラインナップを揃えており、このレースでトップ10に食い込むのではと見られている。この2チームは激しい戦いを展開すると予想される一方、その他のクラスライバルチームもスーパーストックでのポディウムを狙っている。スターティンググリッド14番手につけるBMRT 3D Maxxess Neversのカワサキに乗るのは、アンソニー・ルイショー、ジョナサン・ハルド、ジュリアン・パイロット。昨年、FIM耐久ワールドカップでシリーズ2位に食い込んでいるGERT56 by GS Yuasaはリベンジに燃える。その使命を担い#56 BMWに乗るのは、ステファン・ケルシュバウマー、ルーシー・グロックナー、ペピン・ビセテルボッシュ。昨年、GERT56 はボルドールでスーパーストッククラス優勝を飾っている。

昨年はポディウムフィニッシュを果たしたNo Limits Motor Teamも、注目のチームだ。スズキに乗るこのイタリアのチームのラインナップは、ルカ・スカッサ、エディ・デュプイ、クリストファー・ケメル。モータース・イベンツ(スズキ)は、今年もジェームス・ウェストモーランド、ヨハン・ニゴン、フローレン・トルネの布陣。スターティンググリッドはトップ25に食い込んでいる。

このレースをスタートする56チームのうち、スーパーストッククラスには29チームが顔を揃えている。

クラス単独順位

スーパーストックチームの上位チームのパフォーマンスにスポットを当てるために、今年のルールには、このクラス単独のリザルトが復活することが盛り込まれている。ウィナーは40ポイントを獲得、スーパーストッククラスの上位20チームに、2019-2020 FIM耐久ワールドカップのポイントが与えられる。

暫定スターティンググリッド ]

情報提供元 [ FIM EWC ]

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