D.I.D×Webike コラボ企画「チェーンについて聞いてみよう」第二弾! ~耐久性編~


チェーンについて、聞いてみよう!耐久性編
皆様の疑問にお答えします!「チェーンについて聞いてみよう!」vol.2は,アンケートで2番目に回答数が多かったチェーンの「耐久性」についての特集です。今回も純正OEMチェーン採用シェアNo.1メーカーの「D.I.Dチェーン」と協力して、Webike会員の皆様の疑問にお答えします!
アンケート結果
現代のチェーンはハイパワーマシンに対応するだけで無く、ライフの面でも安定した性能を長期にわたって発揮できるように飛躍的な進化を遂げています。 タイヤ・オイルなどのパーツより消耗が遅いため、ライダーは知らないうちにチェーンの伸びからくる操作感の劣化に慣れてしまう事も有るのです。

ドライブチェーンを定期的に交換する事で、マシンの出力をスポイルする事無く、安定した性能を引き出すことが出来ます。 またライダーの意思を反映した直感的な操作感を生み出すことにつながります。 最近、自分の操作やマシンの反応に疑問を持つ様なら、駆動系を疑ってみる事も必要です。
純正OEMチェーン採用シェアNO.1のチェーンメーカー「D.I.Dチェーン」が教える、チェーンの耐久性について
POINT1 チェーンの耐久性(交換の目安) POINT2 チェーンの伸びとその弊害 POINT3 「コンバート」について
チェーンの耐久性(交換の目安)
D.I.Dシールチェーンの寿命は良く整備された状態で約20,000km、同ノンシールチェーンは約5,000kmを目安として交換を推奨しています。

あくまでも目安となるものですので、メンテナンスの状況や使用している環境によって異なります、距離をオーバーしたからといってすぐに危険・・・と言うわけでは有りませんので、上記をおおまかな目安として交換の参考にしてください。
シールチェーンの使用限界は全長の約1%程度、520チェーンは1リンク=15.875mmなので仮に110リンクを使用した場合、15.875mmX110=1746.25mmがチェーンの全長となり、その1%=17.46mm伸びると使用限界となります。
イメージ1
通常はわざわざ外して測定する事は出来ませんので、チェーンの引き代から見る事になるのですが、チェーン上側、下側となりますので、17.46mmの半分の8.73mm、チェーンのたるみなどを含めた誤差を考えると、新品の状態から約1cm程度引っ張った頃を交換の目安と考えてください。
「チェーンの伸び」とその弊害

チェーンの伸びとは?

「チェーンが伸びる」と言いますが、内プレートや外プレートが段々と伸びるのではなく、ピンとブシュの摩擦、「スキマによるガタ」を伸びと呼んでいます。1リンクにつき0.1mm摩耗しても、チェーンは100リンク以上で使用するため0.1mmX100=1cmの伸びになるのです。
イメージ2 イメージ3

チェーンが伸びると・・・

①操作感・乗り心地が悪化する

外リンクと内リンク間の「ガタ」が増えるので、アクセル操作への反応が悪くなり正確な加速、減速が行われないので、ギクシャクした走りになります。

②燃費が悪くなる

チェーンの硬直や錆による固着が発生しやすくなり、結果としてフリクションロス(摺動抵抗)が増え、燃費が悪くなる。

③チェーンの騒音が大きくなる

チェーンから発せられる騒音も大きくなるので、周囲の環境に悪影響を及ぼします。

知らないうちにライダーの走りにも影響するチェーンの伸び

チェーンの摩耗は徐々に進行するのでライダーは悪い意味でその感覚に慣れてしまいます。
上の図にある様に伸びはチェーンのガタにより引き起こされますので、使用限界を超えたチェーンを伸び調整をしたり、短くカットして繋ぎなおしても症状は改善されません、定期的なチェックとメンテナンス、そして使用限度を越えたチェーンは交換を行う事が、ライディングを楽しむコツとなります。
「コンバート」について

性能向上の引き換えに耐久性を犠牲にする「コンバート」

「530から520にサイズダウンした」というチェーンコンバートの話を最近よく聞きます。
最新のチェーンは旧車に多く装備されている630チェーンを、530サイズにしても問題ない高い強度を持っていますが、コンバートのメリットとデメリットを理解して行う必要があります。

メリットは軽量化

ワンサイズダウンのチェーンコンバートを行うと、チェーン+前後スプロケット合せて約20~25%の軽量化となります。
バネ下であり回転部分なので、軽量化によりジャイロ効果も軽減され、切り返しが軽くなるなど、車体の運動性能にも好影響を与えます。
全日本選手権JSB1000クラスなどでは、1000ccのマシンに520サイズのチェーンを装着するのが当たり前となっていますが、やはり耐久性は犠牲となり、おおよそ2000km未満で交換を行っています。

デメリットは寿命減

チェーンのサイズ標記530は上1桁の「5」がチェーン長さ、下2ケタ「30」がチェーン幅を指します。
530→520にコンバートする場合、幅を30から520の20に細くする事になるので、スプロケットへ接触するローラーの面圧が上がります。分りやすく言うと3本指で押していたものを、1本指で押すことになるのでスプロケットへの攻撃性が高くなり、チェーン・スプロケ共に摩耗が進行しやすくなります。
コンバートによるサイズダウンで概ね30%~50%程度寿命が短くなる事もありますので、チェーンメーカーとしてはレース以外では推奨しておりませんが、コンバートを行う場合は、上記を理解した上で、メーカーが推奨する適合排気量に従って行って下さい。
「530」から「520」にコンバートする場合、上図の「幅」が細くなることを意味する。

http://www.didmc.com/「D.I.D」バイクチェーンは、モトGP、世界耐久選手権、モトクロス、パリ・ダカールなど世界の名だたるバイクレースで長年に渡って採用され、高い評価と信頼を獲得。世界中で「D.I.D」ブランドを確立している、純正OEMチェーン採用シェアNO.1のチェーンメーカーです。
PAGE TOP