エンジンの駆動力を後輪に伝えるドライブチェーンは、自転車時代から使われてきた歴史のある動力伝達手段です。
スーパーカブから世界最高峰のMOTO GPマシンまで大半のバイクが採用するチェーンにはメンテナンスが欠かせません。
定期的な洗浄と注油で、燃費向上やチェーン寿命の延長につなげよう。
メンテナンス中にボルトを緩めたり、締め付けたりすることは多々あるが、
締め付けたときにトルクが掛からず!? いつまでもくるくる回ってしまうこと、ありませんか?
ここでは、ネジ山の中でもナメてしまうとエンジン性能を大きく左右してしまう、
スパークプラグの「ネジ山修理」にチャレンジしてみよう。
最新モデルのハンドルスイッチは樹脂製で高性能化が進み、内部構成部品がサビで朽ち果てることは少ない。
しかし、旧車はもちろん樹脂部品でも80年代以前のモデル用パーツでは、動かしたいように動かないことも多い。
ここでは、アルミハウジングの旧車用スイッチをテーマに「配線張り替え」のキーポイントを解説しよう。
同色の配線を購入して準備。配線束ねチューブも好印象
クリップジョイントではないかしめタイプのドライブチェーンを交換する際には、リンクピンをドライブチェーンツールで押し抜く作業が必要です。
この時、押し抜くピンのかしめの頭をグラインダーで削ってフラットにするだけで、チェーンツールへの負荷がグッと低下して、軽い力でピンが抜けるようになります。
作業時にはグラインダー使用時に飛び散る火花に充分に注意することが重要です。
エンジンに走行風が当たらなければ冷却できない空冷エンジンに対して、バイクが止まっていても冷却水によってエンジンが適温に保たれるのが水冷エンジンの特徴です。
燃焼室温度の管理は排気ガス対策にとっても有効なので、現在では多くのバイクが水冷を採用していますが、その能力を最大限に発揮させるためには冷却水のメンテナンスが必要です。
リザーブタンク内が濁って見えたら、なるべく早く交換しましょう。
250cccの軽二輪車クラスを含めて自動二輪車のブレーキシステムと言えば、90年代以降、その性能は格段に進化安定し、ノーマル部品でも不安の余地など一切無い。
しかし、ブレーキ革命黎明期である70年代から80年代のブレーキシステムと言えば、もはや旧車然たるもので、性能維持のためには定期点検整備が必要不可欠だ。
台所用中性洗剤で単純なパーツ洗浄を行うだけでも、その性能維持には大きな効果がある。
ここでは、ブレーキキャリパーのメンテ時に、注意すべきポイントを解説しよう。
コーナリングでスムーズにハンドルが切れるのは、フレームのヘッドパイプとステアリングステムの間に存在するステムベアリングのおかげです。
ところが、グリス切れや転倒などの原因でベアリングがダメージを受けると、ハンドルをある程度曲げたところで引っかかったり、コーナリングで違和感が生じることがあります。
ハンドル操作で「何かおかしい?」と感じたら、ステムベアリングの確認とメンテナンスを行いましょう。
バイクをトランポへ積むときに取り外したり、普段から調整する機会が多いのがバックミラー。
ロックナットを緩めずにグイッと無理にやってしまったことで、ネジ山がナメ気味になり、ネジ込む途中のバックミラーがガタガタに…… なんて経験、そんなバイク、ありませんか?
ここでは、バックミラーマウントのネジ山修理、一部始終をリポート!!
6ボルト車だから12ボルト車と比べて「ヘッドライトが暗い」というのは、客観的に事実である。
それなら、すべての12ボルト車が明るいのかと言えば、決してそうではない。
中には車検に合格できない暗いヘッドライトの12ボルト車もある。
何故、性能を発揮できないのか? そのひとつの理由がアース回路だ。
世の中には「特殊工具」として使える可能性を秘めた道具が多い。
例えば、使い捨ての「割り箸」もメンテナンス時に役立つことがある。
ここでは、2ストエンジンの旧車では特に多く、4ストの旧車でも多い、
独立型スロットルケーブルを持つキャブレターの「スロットルバルブ同調」にトライ!!