メンテナンス中にボルトを緩めたり、締め付けたりすることは多々あるが、
締め付けたときにトルクが掛からず!? いつまでもくるくる回ってしまうこと、ありませんか?
ここでは、ネジ山の中でもナメてしまうとエンジン性能を大きく左右してしまう、
スパークプラグの「ネジ山修理」にチャレンジしてみよう。
経年劣化による強度低下で、締め付け部や締結部の樹脂部品に割れや亀裂が
入ってしまう現実は、数多くのライダーが目の当たりにしてきたことだろう。
割れたカウルの修理に応用できるのが「樹脂部品の溶着」だ。樹脂=プラスチック部品は
「接着補修? 部品交換? が当たり前」と考えがちな頭へ、一石を投じよう!!
最新モデルのハンドルスイッチは樹脂製で高性能化が進み、内部構成部品がサビで朽ち果てることは少ない。
しかし、旧車はもちろん樹脂部品でも80年代以前のモデル用パーツでは、動かしたいように動かないことも多い。
ここでは、アルミハウジングの旧車用スイッチをテーマに「配線張り替え」のキーポイントを解説しよう。
同色の配線を購入して準備。配線束ねチューブも好印象
250cccの軽二輪車クラスを含めて自動二輪車のブレーキシステムと言えば、90年代以降、その性能は格段に進化安定し、ノーマル部品でも不安の余地など一切無い。
しかし、ブレーキ革命黎明期である70年代から80年代のブレーキシステムと言えば、もはや旧車然たるもので、性能維持のためには定期点検整備が必要不可欠だ。
台所用中性洗剤で単純なパーツ洗浄を行うだけでも、その性能維持には大きな効果がある。
ここでは、ブレーキキャリパーのメンテ時に、注意すべきポイントを解説しよう。
バイクをトランポへ積むときに取り外したり、普段から調整する機会が多いのがバックミラー。
ロックナットを緩めずにグイッと無理にやってしまったことで、ネジ山がナメ気味になり、ネジ込む途中のバックミラーがガタガタに…… なんて経験、そんなバイク、ありませんか?
ここでは、バックミラーマウントのネジ山修理、一部始終をリポート!!
6ボルト車だから12ボルト車と比べて「ヘッドライトが暗い」というのは、客観的に事実である。
それなら、すべての12ボルト車が明るいのかと言えば、決してそうではない。
中には車検に合格できない暗いヘッドライトの12ボルト車もある。
何故、性能を発揮できないのか? そのひとつの理由がアース回路だ。
世の中には「特殊工具」として使える可能性を秘めた道具が多い。
例えば、使い捨ての「割り箸」もメンテナンス時に役立つことがある。
ここでは、2ストエンジンの旧車では特に多く、4ストの旧車でも多い、
独立型スロットルケーブルを持つキャブレターの「スロットルバルブ同調」にトライ!!
何より大切なのが点火回路の理解。なんですが……。
旧車に多いポンイト制御式の点火回路。不調の原因と呼ばれることが多い
ポイント制御式だが、実は、点火回路を理解していれば、トラブルに陥ってもすぐさまリカバーできることも忘れてはいけない。
それと同時に覚えておきたいのがポイントとコンデンサが不調になると、どんな症状になるのか?
ブレーキパーツ再生は、ガンコート塗装でリフレッシュ!!
ブレーキフルードの強い吸湿性がおおきな原因になり、アルミ部品が腐食し、ペイントがポロポロ剥げてしまうことが多い旧車のブレーキ部品。
そんな神経質な部品でも脱脂乾燥した後にガンコートペイントすれば、驚ろくほど「強靱」かつ「頑強」な耐溶剤性抜群の皮膜を得ることができる!!
熱とバイクのメンテは切っても切れない関係。
固着したネジを外すためにはバーナーなどで熱を加えるし、バイクから発生する熱に耐える塗装といえば熱処理必須のガンコート。
そんな熱を効率よく安全に扱える乾燥機があると、メンテやカスタムの幅は大きく広がります。
今回はそんな乾燥機のお話です。