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投稿者:

栗田晃

2019年09月02日

燃料タンクはさびやすい?排水ドレンの詰まりチェック

オンロードスポーツに採用機種が多い、ガソリンタンクの給油口がフラットなエアプレーンキャップには、給油時のオーバーフローや雨水をバイクの外へ排出するためのドレン機能があるのをご存じですか?
このドレンホースが詰まるとタンク内に水が溜まってサビの原因になるなど、トラブルの原因になります。
大きなダメージに繋がる前に、ドレンホースが貫通して排出できるかどうかを確認しておこう。

目次 <読みたい部分に飛べます↓>

1.ドレン機能が必要なのはエアプレーンキャップだから

エアプレーンキャップはタンク上面がフラットになる代わりに、給油口は一段低い位置にある。

ドレンホースは、キャップ周辺に溜まる水分をタンク内部に入れないために重要。

上の画像のタンクはすでに給油口周辺にサビが発生している。

ガソリンタンクのキャップには、ガソリンを外部に漏らさないのと同時に、タンク内外の圧力をバランスさせるベンド機能が備わっています。

そのためすべてのバイクのタンクキャップには小さな通気孔があるのです。

 

これとは別に、タンク表面とタンクキャップがフラットにデザインされたエアプレーンタイプのキャップには、ドレンホースが存在します。

エアプレーンキャップの給油口は、タンク上面をフラットにするためにタンク表面より一段低い位置に配置されています。

そして給油口の周辺には、こぼれたガソリンや屋外保管や溜まった雨水をタンクの外部に排出するドレンホースへの入り口があるのです。

ドレンホースはタンクの内部を貫通して、ステップ裏側あたりで大気に開放されています。

 

POINT

・ガソリンタンクのキャップには小さな通気孔がある

・エアプレーンタイプの場合ドレンホースもある

・この通気口とドレンによって雨水やこぼれたガソリンを排出している

 

2.ドレンパイプの腐食やドレンホースの折れ曲がりで雨水がタンクに流れ込む!?

キャップの台座部分ごとごっそり外れるドゥカティのガソリンタンク。

ドレンホースの素材はゴムで、タンク底部に溶接されている金属パイプに差し込まれている。

 

エアプレーンキャップに不可欠なドレンホースは、給油口周囲の入り口から車体下部の出口まで貫通していれば問題はありません。

ところがこのホースがどこかで詰まると大変です。

ガソリンタンク後部にホースが繋がる機種では、シート着脱時にホースが潰れて水が抜けなくなり、タンクキャップ周囲に溜まった水がガソリンタンクに流れ込むトラブルがありました。

 

また給油口周辺に溜まった砂に雨水が付着して泥団子状態となってドレンパイプを詰まらせていたこともあります。

ドレンホースの機能不全によって、逃げ道のなくなった雨水はガソリンタンク内に入るしかなく、タンクに溜まった水分はサビの原因となるので結果は深刻です。

POINT

・ドレンパイプが詰まると雨水などがタンク内に入る

・タンクに雨水が入るとタンクのサビの原因となる

 

3.キャップ本体を外してドレンホースの機能と状態を確認しよう

タンクキャップを固定するボルトは、六角穴をなめないよう精度の高いレンチで着脱する。

機種によっては、いくつかのボルトがダミーの場合もある。

 

ドレンホースの機能をチェックするには、タンクキャップの周辺に水をかけて、車体下部のホースから流れ出るかどうかを確認します。

この時に水が出てこなければ、給油口周辺に溜まった水をウエスで吸い取ってから、キャップ外周の六角穴付きボルト(キャップボルト)を六角レンチで外します。

キャップを外すと給油口の外側にドレンホースの入り口があるはずです。

 

もしエアコンプレッサーがあれば、ここからエアブローすることで少々の汚れなら吹き飛ばして詰まりが解消するでしょう。

エアが通らない時は、タンク内の金属パイプで詰まっているのか、タンク外のゴムホースで詰まっているのか判断するためホース抜き、それぞれにエアを吹き付けます。

タンク外のゴムホースが詰まったり潰れたり、折れクセが付いている時は、新品に交換するほうが無難です。

 

▲この機種では給油口上部の穴がドレンホースの入り口。給油口の縁より低いので、給油時にこぼれたガソリンや雨水はここからタンク内部のパイプを通って外側に排出される。

 

これに対して詰まりがタンク内の金属パイプで発生している時は厄介です。

そうならないためにも、エアプレーンキャップのバイクでは給油時に給油口の周囲を確認しておきましょう。

また、雨天走行をしたわけでもないのにキャップの奥が湿っている場合にはドレンホースの状態を確認しておきましょう。

POINT

・ドレンホースのチェックはタンクキャップに水をかけることで行う

・少しの汚れならエアブローで対処可能

・ゴムホースタイプの場合新品に交換したほうが無難

給油口周辺のガソリンや雨水の排出に重要なドレンホース

エアプレーンキャップ装着車はホースの詰まりや潰れの有無をチェックしよう。

キャップ開閉時の水分混入は、ガソリンタンクのサビの大きな要因です。

雨天走行や給油時のオーバーフローを排出するドレンホースは普段はなかなか注目されない部分ですが、エアプレーンキャップ装着車両のオーナーはタンクのサビを防ぐためにもちゃんと貫通しているかを確認しよう。

POINT

・タンクのドレンは普段注目されないがとても重要

・晴れの日の給油時に給油口周りもチェックする方法がオススメ

 

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